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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica16-B犯罪者狩り〜Hammer vs Axt〜
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、5体のデバイスが二足歩行でトレーラーのコンテナから地面に降り立った。んで、あたし達の前で整列した。トレーラーが訓練場の端へ移動していくのを横目で見てると、なのは達5班もフェンスの向こう側にある別の試験場に移動した。そこにもまたトレーラーが4台停まってる。

≪スパンカー、戦闘準備完了≫

青いデバイスが両手にガトリングガン2挺を装備。

≪ゲッコー、戦闘準備完了≫

黄色いデバイスがショットガン2挺を装備。

≪キルター、戦闘準備完了≫

赤いデバイスがデカいハンマーを装備。

≪アッシュ、戦闘準備完了≫

黒いデバイスがショートソード2本を装備。

≪アロー、戦闘準備完了≫

白いデバイスが大型の弓を装備。近接武器の剣とハンマー、中距離のショットガン、遠距離の弓とガトリングガン。武装した後に組んだ隊列から見ると、しっかりとした戦術はインプットされてるみたいだな。

「主任。スタンバイOKです」

「ありがとう。では・・・これより試験的実戦を行います! レディ・・・」

主任があたし達の間に空間モニターを展開して、レースとかで見かけるスタートシグナルを表示した。んで、「ファイト!」って主任が告げ、シグナルも青になったその瞬間・・・

――ラピッドスナイプ・トリプルシフト――

「え・・・?」

主任の補佐をしてた男技術者の股間と両手が、高速で飛来した魔力弾で撃ち抜かれた。遅れて男技術者が「ぎゃあああああ!」って悲鳴を上げて、手の無い両腕で吹っ飛んだ股間を押さえつつ地面を転げ回る。

「誰だ!?」

魔力弾の射線を追って視線を向けると、結構離れた開発棟の屋上で何かがキラっと光った。あたしとヴィオラ班長が盾役として前に躍り出て、班員4人が主任と狙撃された男技術者の盾役に動く。

――トランスファーゲート――

「卑怯で卑劣な犯罪者。貴様を処断する」

そんな声が背後から聞こえてきた。振り向きざまに見えたのは、真っ黒な両刃斧2本を両手に携えた男の仮面持ち。その斧はすでに振るわれていて、男技術者の首を刎ね飛ばした。混乱によるわずかな静寂の後に主任や他の技術者の悲鳴が木霊する中、あたしとヴィオラ班長は仮面持ちへ向かって突撃。班員たちはなのは率いる5班に連絡をつけたり、主任や他の技術者の護衛と避難に移ったり、指示を出すことなく最適な動きをとってくれた。

「最後の大隊・・・!」

≪≪≪≪≪殺人事件を確認。殺人犯を逮捕する!≫≫≫≫≫

デバイス達が仮面持ちを敵として視認したのか一斉に攻撃を繰り出すけど、仮面持ちは「邪魔をするな、おもちゃ風情が」って、2本の斧を振るって一瞬にして頭部を斬り飛ばした。

「なんつうことを・・・!」

「くそっ! ここで逮捕する!」

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