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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica16-B犯罪者狩り〜Hammer vs Axt〜
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ることになってるけど・・・。やっぱり不安は完全には拭えない」
「・・・そうだな」
聖王女オリヴィエのクローンとして生み出されたヴィヴィオ。その資質を受け継いでる所為でヴィヴィオは、目的は判らねぇが最後の大隊に狙われちまってる。教会騎士団やオットーやディード達も密かに張ってくれてるから、学院祭の時みたく一方的な拉致未遂にはならないはずだ。
「・・・っと、そろそろ時間だね、ヴィータちゃん」
「あ? ああもう休憩時間も終わりか」
先にソファから立ち上がったなのはに続いてあたしも立ち上がって、教導隊としての仕事を行うために外へ出る。あたしは5番隊2班の副班長で、なのはは5番隊5班の班長だから、「それじゃヴィータちゃん、また後で」って、それぞれの所属してる班へと分かれる。
「それでは第2班の皆さんには、彼らとの模擬戦をお願いいたします」
広大な試験場のど真ん中、白衣姿の若い女技術者(他の技術者から主任って呼ばれてる)をリーダーとする第5開発班がウィングボディ型のトレーラーへと歩み寄っていって、空中に展開したコンソールを操作してトレーラーのコンテナを開けた。
「アレらが、私たちの相手となる人型魔導デバイス・・・か。ふむ。総員、気合を入れろ。高町教導官率いる5班に恥ずかしい様は見せられんぞ」
あたしの上司である2班の班長、ヴィオラ・オデッセイ三等空佐がそう言いながら、遠くに居るなのはとその班へと視線を向けた。ヴィオラ班長は、なのはが教導隊に入ったばっかの頃に同じ班だった先輩らしい。プライソン戦役後は教導隊から離れてたんだけど、騎士団独立のあおりを受けて人手不足になったことで復帰することになった。
「では総員、防護服着装!」
ヴィオラ班長の号令に従って防護服へと変身。なのは達5班も変身を終えて、あたし達とは別の新兵装の稼動試験を行う予定だ。
(あー、そっか。ようやっと思い出した。バルケッタ・インダストリーって名前に聞き覚えがあるな〜って思ってたが・・・)
10年以上前、“夜天の書”を完成させるためにパラディース・ヴェヒターとして参加した犯罪者たちの宴、デスペラードパーティ。その大会に参加してた企業だ。目の前にズラリと並べられた成人サイズの人型デバイスを見て、ようやく思い出した。
「2班の皆さん、準備はよろしいですか?」
「はい、いつでも構いません。総員、戦闘準備!」
ヴィオラ班長が槍型デバイス・“レーヴェンゲブリュル”を構えて、あたし達もそれぞれデバイスを構えた。それを確認した技術者がまたコンソールを操作し始める。
「SS‐17スパンカー、SA-8ゲッコー、AS-11キルター、AA-5アッシュ、AA-13アロー、順次起動します」
デバイスを拘束してた金具が一斉に外れて
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