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ヘタリア学園
第八千二十話  遂にこの日が来た

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第八千二十話  遂にこの日が来た
 ドイツは暗いお顔でプロイセンに言いました。
「相棒、この日が来たな」
「ああ、遂にだな」
 プロイセンも沈んだお顔で応えます。
「委員長との試合の日になったな」
「試合には勝ちたいが」
 ちなみに日本の新聞ではドイツ対韓国ではなく韓国対ドイツになっています。
「しかしだ」
「何があるだろうな」
「ファウル二十回超えるか」
「それで済まないだろ」
 プロイセンが言うには。
「選手か国旗の遺影か客席のレーザーかナチスネタがな」
「出て来てもか」
「おかしくないだろ」
「そうだな、何が起こってもおかしくない」
 また言うドイツでした。
「そう思うから余計に不安だ」
「勝ちたいけれど怖いな」
「うむ、嫌な思いはしたくない」
 スポーツマンシップに則った試合をしたいというのです、ドイツは今心から思っています。そのうえで決勝進出を決めたいと。


第八千二十話   完


                2018・6・27
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