暁 〜小説投稿サイト〜
夢幻水滸伝
第五十五話 武蔵と箱根でその十一
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話

「我慢する時ね」
「そうよ、厩橋と箱根じゃ戦になってるが」
「負ける戦ね」
「今負けても決戦で勝てればいい」
 幸田は腕を組んで言い切った。
「あえて負ける」
「最後に勝つ為にね」
「では我々は攻めないで」
 最後に千歳が言ってきた。
「守り」
「そうしてな」
「時が来れば」
「綾乃ちゃんを攻めに行く」
 幸田は千歳にも答えた、そうして今はあえて負けることを考えていた。最後に自分達が勝って笑う為に。


第五十五話   完


                     2018・2・21
[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ