第48話
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さを考えるとそんな事になった場合、相当不味い状況だと思うのですが……」
「それ以前にベルフェゴール様達の守護がある教官達が危機的状況に発展するなんてありえないのですが。」
レンの答えを聞いたユウナは表情を引き攣らせ、クルトは困った表情をし、アルティナはジト目で指摘した。
「……………………貴重な意見をして頂き、本当にありがとうございます。それとアリアとオリヴァルト殿下も私の為にわざわざレン皇女殿下に嘆願して頂き、ありがとうございます。」
「フフ、気にしないで。貴女は私にとって大切な親友でもあるのだから。」
「それに君達がそんな事になってしまったのも元はといえばシュバルツァー家を庇わなかった私達”アルノール皇家”の怠慢でもあるのだから、失ったシュバルツァー家との絆を復活させる為なら幾らでも頭を下げるよ。」
「というかそれ以前にオリビエお兄さんの場合、今までもエステル達やシェラザードお姉さん達に何度も頭を下げているからありがたみが全くないわよねぇ?」
「レ、レンちゃ〜ん………」
「全くもう………”素のお兄様”はおふざけが多すぎたお陰で、旧知の方々の信頼は下の方である事に身内として恥ずかしい話ですわ。」
レンに感謝の言葉を述べた後自分達にも感謝の言葉を述べたリーゼアリアに対してリーゼロッテ皇女と共にオリヴァルト皇子は静かな表情で答え、呆れた表情で指摘したレンの意見を聞いたリィン達が冷や汗をかいて表情を引き攣らせている中ティータは疲れた表情で呟き、アルフィンは呆れた表情で溜息を吐いた。
「ハッハッハッ、何せ私は”放蕩皇子”だからねぇ。―――まだ他のVIPの方々と話していないのだろう?名残惜しいが今回の邂逅はこれで閉幕にしようじゃないか。」
「……そうですね。オリヴァルト殿下、リーゼロッテ殿下、それにリーゼアリア。俺達はこれで失礼します。………それと俺も時間をかけてエリゼを説得するつもりだから、レン教官がさっき言った提案の中にあった無茶をするような事をするなよ?」
「…………はい。お兄様、それに皆さんもお疲れ様でした。」
その後オリヴァルト皇子達がいる部屋から退室したリィン達は廊下で待っていたエリゼとセレーネと合流した後ユーディット達がいる部屋を訊ねた――――
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