第48話
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ナは驚き、ゲルドは優し気な微笑みを浮かべていた。
「幸い俺達には時間もあるんだ。また、以前のように手紙のやり取りやお互いの時間ができたら実際に会って交流を深めて行こう。」
「ぁ………―――はいっ!」
「…………………」
「うふふ、ここでも出たわね、リィンお兄さんお得意の”必殺笑顔で頭なでなで”が♪」
(ふふふ、もはやこれで今後”彼女がご主人様とどんな関係になるのか”はわかったも同然ですね。)
(うふふ、私達にはわかるわよ。次はその娘をハーレムの一員にするのでしょう?)
(予想はしていたけど、あの様子だとリーゼアリアもリィンの事を昔から慕っていたのでしょうね……)
そして立ち上がって近づいてきたリィンに頭を優しく撫でられて嬉しそうな表情で返事をしたリーゼアリアの様子をエリゼが静かな表情で見守っている中、ユウナ達は冷や汗をかいて脱力し、レンは小悪魔な笑みを浮かべ、リザイラは静かな笑みを浮かべ、ベルフェゴールはからかいの表情になり、アイドスは苦笑していた。
「フッ、ならば私達もリィン君達に負けずに同じ兄妹の間柄としてお互いの仲を深めようじゃないか!という訳でまずはアルフィン、まずは再会のハグをしようか♪」
「遠慮しますわ。わたくしはこれでも”人妻”ですから、例え相手がお兄様といえど、夫であるリィンさん以外の男性と抱きしめ合うのはさすがにどうかと思いますし。」
「ガーン!!」
「クスクス……」
「フフ………」
一方オリヴァルト皇子もリィンに続くように立ち上がってアルフィンを見つめて抱擁のポーズをしたが、アルフィンがあっさり断りの答えを口にするとショックを受けた様子で声を上げ、その様子を見ていたユウナ達が再び冷や汗をかいて表情を引き攣らせている中ティータとリーゼロッテ皇女は微笑ましそうに見守っていた。
「うふふ、リィンお兄さんはそれでいいとして、エリゼお姉さんはどうかしらねぇ?」
「レ、レン教官……何もそこで水を差すような事を言わなくても……」
するとその時意味ありげな笑みを浮かべたレンはエリゼに視線を向け、レンの言葉を聞いたセレーネは不安そうな表情をしている中その場にいる全員はエリゼに注目し
「……………………」
注目されたエリゼは何も語らず目を伏せて黙り込んでいた。
「あの……エリゼお姉様……やはりエリゼお姉様はお父様達や私の事を今でもお怒りになられているのでしょうか……?」
「………叔父様達はともかく、貴女に関してはそれ程思う所はないわ。だけど一つだけ聞きたい事があるわ。――――――貴女はどうして”聖アストライア女学院”に入学してからも、私達に連絡を取らなかったのかしら?遠方から”聖アストライア女学院”に通っている女学生たちは女
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