暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第37話 教会の闇、祐斗の過去とイッセーの幼馴染
[8/11]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
二人が急に顔を近づけさせるものだからてっきりキスしようとしてたのかと思ってつい……」


 前半だけなら素直に感動できたんだけどどんな勘違いをしたらそう思うんだろうか……


「小猫ちゃん、僕はイッセー君に友情は感じているけどそういった感情は持っていないよ」
「ほ、本当ですか?目をトローンとさせて今にもキスしそうな雰囲気でしたけど……」
「ち、違うよ!僕はそんなことしようとしていないよ!」


 た、確かにちょっと顔が熱くなっていたけどあれはお風呂の熱だよ!そうに違いない!僕は親友によこしまな感情を持ったりはしないんだ!


「……まあ話は分かったよ。小猫ちゃんも僕の事を心配してくれていたんだね」
「はい、祐斗先輩は大事な仲間ですから」


 イッセー君だけでなく小猫ちゃんも僕を心配してくれていたんだね。部長も気にしてくれていたみたいだし朱乃さんやアーシアさんも話を聞けばきっと力になってくれるだろう、そんな素晴らしい仲間たちを持てて僕は本当に幸せだと思った。


「祐斗の為に動こうとしたのは分かったけど、もうあんなことはしないでくれよ?」
「はい、ごめんなさい、イッセー先輩……」


 自分の勘違いでイッセー君に恥ずかしい思いをさせてしまった事に、小猫ちゃんはシュンッと落ち込んだ様子を見せる。そんな小猫ちゃんの頭をイッセー君は優しく撫でた。


「祐斗、さっきは話を中断させちまって悪かったな。もし良かったらここでさっきの続きを聞かせてくれないか?」
「私からもお願いします、祐斗先輩の過去を知りたいんです」


 真剣な眼差しで僕を見る二人、いつか話そうと思っていたが等々話す日が来たようだ。でもこの二人なら安心して話せると今なら強く思う。


「今から話すのは僕の過去、仲間を無残に失って逃げ延びた一人の男の話さ……僕は生まれながらにして両親がおらず教会の施設に引き取られたんだ。そこには僕以外にも集められた子供たちがいて数年間は彼らと共に過ごした、そしていつしか家族とも言える位の絆で結ばれていた」
「祐斗もアーシアみたいに拾われて育ったのか」
「うん、でもそこは唯の施設じゃなかったんだ。イッセー君は『聖剣計画』って知ってるかい?」
「いや、知らないな」
「私も知らないです」


 流石にイッセー君でもあの忌まわしき計画については知らなかったみたいだね。


「じゃあますは聖剣について話そうか。イッセー君は聖剣といえばどんなものを思い浮かべる?」
「そうだな、聖剣といえばやっぱりエクスカリバーだろう。あとはデュランダルにアロンダイト、ガラティンにレーヴァテインってところか」
「日本で有名なのは天叢雲剣とかありますね」
「そんな所だね、でもそれらの聖剣は選ばれた者しか使え
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ