第七十一話 劉備、何進を匿うのことその八
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「毎日健康と美容に気をつけて」
「しっかりとしてね」
こんな話をしてだった。彼等は時間を過ごしていた。何はともあれ何進は猫にならずに済んだ。その彼女がどうなったかというと。
「ここにいてよいのか」
「はい、将軍がお望みとあれば」
劉備は邪気のない笑みで何進に話した。
「好きなだけここにいて下さい」
「つまり匿ってくれるというのじゃな」
「将軍は処刑されたんですよね」
「謀反人として」
「そうなっておる」
孔明と鳳統にも話す何進だった。
「わらわはいないことになっておる」
「なら。ここにいてもです」
「何の問題もありません」
こう話す孔明と鳳統だった。
「ですから将軍が望まれるなら」
「この徐州に」
「そういうことです」
また何進に話す劉備だった。
「それで。どうされますか?」
「それではじゃ」
彼女達の言葉を受けてだ。何進は述べた。
「その言葉に甘えさせてもらっていいか」
「はい、わかりました」
笑顔で応える劉備だった。
「では。これから宜しく御願いします」
「そうさせてもらう。しかしじゃ」
「しかし?」
「わらわとてここにいるだけでは駄目じゃ」
それだけではだ。気が済まないというのだ。
「何かさせてもらいたいが」
「将軍でしたし」
「なら兵のこともできますよね」
「一応はな。できんこともない」
流石にだ。大将軍だっただけはあった。
「曹操や袁紹と比べれば落ちるのはわかっておるがな」
「まあそれでもです」
「できるのなら」
「政もしておったしのう」
それもしていたというのである。
「じゃが。それ以上にじゃ」
「それ以上に?」
「といいますと」
「肉のことの方が得意じゃな」
そちらの方がだというのだ。かつての生業の話である。
「料理なら全般じゃ」
「特に肉のことがですか」
「お得意ですか」
「あの頃は家の料理は全部やっておった」
そうした家だったのである。店は大きかったが貴族ではないのだ。
「だからじゃ。そちらの方がじゃ」
「わかりました。それなら」
「御料理を御願いします」
こうしてだった。何進はだ。
料理担当、とりわけ肉関係をあたることになった。兵や政のことも手伝うがだ。そちらをメインとしてやっていくことになった。
その結果だ。劉備達はかなり美味い肉料理を楽しめるようになった。
「そうだよ、これだよ」
「美味いのじゃな」
「ああ、鰐の唐揚げはこうじゃないとな」
丈がだ。何進の作った鰐の唐揚げを食べながら話すのだった。
「味付けも揚げ加減もな。凄くいいぜ」
「鰐の味は鶏肉に似ておるが癖がある」
それもわかっている何進なのだ。
「じゃから唐揚げにするのにもそこを注意せねばならん」
「だからだってん
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