機動戦士ガンダム
2086話
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よって中尉から少佐に2階級特進。
そしてドズルが旗艦としていたムサイ級旗艦型軽巡洋艦ファルメルを受領してその艦長になる。
現在はドズル・ザビの指揮下で活動中。
これはいい。
ジオン軍が士気を高める為、異名持ちのパイロットについて派手に公表するというのは知っているので、これは問題なかった。
取りあえず早い内に居場所を特定して、近いうちに一度会いに行った方がいいかもしれない。
となると、次は今回のメインたるランバ・ラルだな。
そうしてランバ・ラルのデータをモニタに表示させると……
「え?」
そこに表示されているデータに、思わず間の抜けた声を発する。
何故ならそこには……ランバ・ラルは、現在予備役として軍にはいないと、そう書かれていたのだ。
これは、一体どうなっている?
勿論、ダイクン派たる父親の影響とも考えられるが、そもそもそれは以前からの話だ。
なのに、何故青い巨星の異名を得たランバ・ラルが予備役という扱いになっているのか。
……取りあえず、軍のデータだけあって連絡先の住所がしっかりと書かれているので、そこに行ってみれば分かるか。
エデンという店が、その連絡先となっているが……店があるのがこのズム・シティだったのが、不幸中の幸いか。
エデンという店の住所を確認すると、適当に有用そうなデータをコピーしてから、影のゲートでその場を後にする。
ただ、酒場が連絡先になってるのは疑問だ。
ランバ・ラルの父親、ジンバ・ラルはジオン・ズム・ダイクンの側近をしていただけあって、かなりの金持ちだった筈だ。
なのに、今は連絡先が酒場……まぁ、会った時にでも聞けばいいか。
次に向かったのは、基地の外……ではなく、この基地の格納庫。
やはりジオン軍の基地に潜入したからには、MSを盗んでいく必要があるだろう。
そう思ってやって来たのだが、そこにあるMSはザクUが3機。
……ただし、タイミングが悪いとしか言えないのだが、その3機全てが現在メンテナンスベッドに乗せられて分解されており、とてもではないが盗むのは不可能だった。
いや、それは正確じゃないか。盗もうと思えばこれを全部纏めて盗む事も出来るだろうが、そんな真似をすれば誰かが組み立てる必要がある。
これからの事を考えれば死蔵される可能性が高い以上、そんな真似をするのもちょっとな。
取りあえずMSを盗む機会はこれからもあるだろうし、今日はいいか。
もっとも、折角基地の中に潜入したのに、何も奪わないのもどうかと思ったので……ワッパだったか。移動用とかに使うホバー式のバイクとでも呼ぶのか? それがあったので、取りあえず移動用の足として貰う事にする。
「よーし。お前達、しっかりと整備をするんだぞ! 連邦軍なんざ、MSがあればい
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