機動戦士ガンダム
2086話
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入ったところで、俺はすぐに影のゲートを使って街中まで移動した。
影のある場所……というか、地面が繋がっている場所であれば、俺は容易に影のゲートで移動出来る。
このUC世界は若干魔法を使う際の魔力の消耗が激しいが……ニュクスとの戦いでSPを上げまくった俺にとっては、この程度誤差にすぎない。
そんな訳でまず俺がどこに行くのかと言えば……基地だ。
ただし、当然ながらジオン軍の本拠地とも呼ぶべき場所に侵入するのは色々と厳しいので、ズム・シティにある他の基地に向かう事になる。
とにかくランバ・ラルが現在どこの戦場にいるのか……それと、シャアがどこで何をしてるのかという情報は何とか集めたいし、それ以外にもMSの情報とかは入手しておきたい。
この世界でもMSは実用化されたばかりだという話だから、それこそMSの技術はこれから発展していくのだろうが。
そんな風に考えつつ、早速俺はズム・シティの外れにある基地への侵入に成功する。
当然のようにサイド3の首都だけあって、警備の類は厳しい。
だが、当然魔法を使って侵入してくるような者については想定しておらず、あっさりと基地に侵入する事は出来た。
寧ろ監視カメラの存在しないコンピュータを探す方が難しかったくらいだ。
そんな訳で、コンピュータに技術班謹製のハッキングプログラムを流してデータを引き出す。
外部記憶装置……いわゆるUSBとかそういうのの規格は全く違うのだが、技術班の用意したこれは粘土状になっており、そういう規格とかは気にしなくてもいいので問題はなかった。
ただ……残念な事に、俺が欲しかったザクの設計図とかデータとか、そういうのがあるコンピュータとは繋がっていないらしい。
コンピュータ同士が有機的に繋がっているという訳じゃないのか。
時代遅れではあるが、機密保持という点で考えればこれは非常に有効だ。
どれだけ優秀なハッキングプログラムがあっても、そもそもデータの類がなければ意味はないのだから。
ルリやラピスのような専門家なら、物理的にコンピュータが繋がっていなくても何らかの手段を使ってハッキング出来たりするのかもしれないが……取りあえず、俺には無理だ。
そんな訳で、ザクとかの技術情報は一旦諦める。
まぁ、諦めるのはデータだけで、実物は頂いていくが。
騒ぎになるだろうが、まさか影のゲートを使った転移魔法と空間倉庫のコラボだと、知る事が出来る者は……この世界ではセイラくらいしかいない。
ああ、もしかしたらアムロも知っている可能性は……ない訳でもないのか?
ともあれ、MSの件はそれでいいとして、次は本命だ。
シャアとランバ・ラルが現在どこで戦っているのか……ん? まずはシャアのデータか。
シャア・アズナブルは一週間戦争やルウム戦役の功績に
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