十一匹め
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……うまい」
side out
「………………うまい」
呟かれたボーデンの一言にシラヌイはニヤリと笑った。
「どう?」
「なんで発酵させてないのにフワッとしてるんだよ…」
「重曹入れたからねー…」
「『ジューソー』?さっきの『エヌエーエイチシーオースリー』とやらか?」
「そうだよ。あれ入れると二酸……燃素が出て来てふっくらするんだ」
「燃素? お前さっき燃素なんて無いって…」
「はぐはぐ…」
「ごまかすな。いや可愛いけどさぁ…」
「みゅ?」
「素か。素なんだな?」
「なにが?」
「なんでもねぇよ…」
ほんのり甘い、優しい時間が流れる昼時だった。
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