暁 〜小説投稿サイト〜
人徳?いいえモフ徳です。
十一匹め
[3/3]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
……うまい」

side out







「………………うまい」

呟かれたボーデンの一言にシラヌイはニヤリと笑った。

「どう?」

「なんで発酵させてないのにフワッとしてるんだよ…」

「重曹入れたからねー…」

「『ジューソー』?さっきの『エヌエーエイチシーオースリー』とやらか?」

「そうだよ。あれ入れると二酸……燃素が出て来てふっくらするんだ」

「燃素? お前さっき燃素なんて無いって…」

「はぐはぐ…」

「ごまかすな。いや可愛いけどさぁ…」

「みゅ?」

「素か。素なんだな?」

「なにが?」

「なんでもねぇよ…」

ほんのり甘い、優しい時間が流れる昼時だった。
[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ