猫娘と期末試験編
NO.059 期末試験 五、六回戦目
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、己の“フィールド”で戦うべし! これガンヘッドさんの教えなり!)」
「あたた……やられちゃったかぁ…………おめでとう、条件達成だね」
13号にそう言われてお茶子はニンマリ笑顔で、
「はい!!」
こうしてお茶子は空を見上げながらも、
「(デクちゃん……私、デクちゃんの事が好きだよ。だから、もしデクちゃんがピンチになったら必ず私が助けるから!!)」
というお茶子の中でさらに強固になった誓いが立てられた。
こうして第五回戦はお茶子・青山ペアの勝利で終了していった。
と、ここまではよかったのだが、続く第六回戦。
根津校長 VS 上鳴電気・芦戸三奈ペアの戦いが始まったはいいのだが……。
「どわー!?」
「きゃあーーー!?」
二人は必死に崩れてくる機材を避けながらもゲートを目指していたのだが、どういう訳かどんどんと道が塞がれていって攻略の道が塞がっていっている。
それもそのはず、根津校長の個性は『ハイスペック』。
これにより、どこをどう崩せば二人は窮地に陥るのかすぐに分かってしまうのだ。
「いやー、高みの見物と言うものはいいものだね。だけど……少しは気概を見せてよー?」
己の才能が怖い!と言わんばかりにテンションMAXの校長に、二人はなす術もなく、
『タイムアップだよ。上鳴・芦戸ペア、条件クリア失敗』
非情なリカバリーガールのタイムオーバー宣言で、
「うわーーーー!?」
「合宿がーーー!! うえーーーーん!!」
二人はそれはもう頭を抱える事態になっていた。
それを高みの見物をしていた校長はと言うと、
「少しやり過ぎちゃったね……でも、逃げ道はしっかりと残しておいたんだからもっと考えたらいけたよ?」
と、呟いていたのであった。
こうして上鳴・芦戸ペアは泣きながらも退場していくのであった。
果たして次の七回戦目はどうなるのか……?
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