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画伯
第一章
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のならそうかもだけれど」
 それでもと言うさとみだった。
「別に悪魔描いてないわよ」
「あくまで人間描いたのね」
「あの人自体を」
「そうなのね」
「何でこう絵が下手なのかしら」
 さとみは困った顔で言った。
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