191部分:第十四話 夏の終わりにその九
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
ら駄目よ」
母が言うことはこれだった。
「いいわね、幾ら奇麗な娘でもね」
「そんなことしないよ」
息子はむっとした顔で母に返す。
「俺がそんなことするように見えるのかよ」
「ええと、西堀さんだったわよね」
「はい」
「陽太郎が何かしたら容赦する必要はないから」
月美に対しても言うのだった。
「その居合で切り捨てていいからね」
「切り捨ててって」
「女の子も強いんだって見せてやって」
随分と物騒なことを言うのだった。
「わかったわね。それでね」
「それは」
「ああ、気にしなくてもいいからさ」
陽太郎はたまりかねた顔で月美に対して告げる。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ