マメに食べよう!豆料理特集・2
[1/4]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
「お、お邪魔します……」
「邪魔するなら帰って、どうぞ」
「ふえぇ!?」
「冗談だ、本気にするな春雨」
ノックをしておずおずと入ってきたのは春雨だった。他の連中は仕事中だろうがズケズケと入ってくる奴が多いが、極々少数の娘達は申し訳無さそうに入ってくる。春雨もその一人で、たまにからかいたくなっちまうんだよな……リアクション可愛いし。
「お邪魔します、司令!」
「ほぇ〜、本当にキミって料理するんだねぇ」
ちょくちょく遊びに来る春雨は、普段は一人で来るんだが……今日は珍しくツレがいた。
「よぅ、五月雨に水無月か。……そういやぁ水無月はウチの店に来た事無かったっけか?」
「うん。僕、あんまりお酒は飲まないし……」
「ウチは別に下戸お断りって訳では無いんだがなぁ?」
下戸でも賑やかな雰囲気が好きで店に来る奴は少なからずいる。そういう奴にはノンアルコールカクテルなりソフトドリンクなりを出してやるし、晩飯食いたさに来る奴もいる。ハイ画面の前の君、
『そもそもアンタの鎮守府下戸がほとんど居ないだろ!』
というツッコミをしないように。そのようなツッコミは受け付けません、悪しからず。
話が逸れた。
「……んで?3人は何しに来たんだ」
「わ、私は今日は非番でして。差し支えなければ提督さんをお手伝いしようと思いまして……はいっ!」
わたわたと焦りながら春雨がそう応える。焦る必要は無いと思うんだが……。
「私は春雨ちゃんとぶつかりそうになって、そのついでにお話を聞いたので一緒にお手伝いしようと……」
と五月雨。またお前はぶつかりそうになったのか?なんというか、そういう星の下に生まれて来たとしか思えない確率でドジを引き寄せるなお前は。笑いの神にでも取り憑かれてるのか。
「僕は面白そうだったから、何となく付いてきてみたよ〜、にひひっ♪」
「一番馴染みのねぇ奴が一番フリーダムな理由だったぞオイ」
この水無月以外でも、長女の睦月をはじめとして、卯月とか望月とか弥生とか、マイペースというかフリーダムなのが多い気がするぞ……それでいいのか睦月型。
「まぁいいや、手伝ってくれるならありがたい。早速取りかかろう」
大量に作らにゃいかんからな。正直猫の手も借りたい状況だ。
《豆でコロッケ!?ターメイヤ》※分量2〜3人前
・蚕豆:750g
・パセリ:適量(ソラマメと同じ位の量に見えるくらい)
・ニンニク:3片
・パン粉:1カップ
・卵:1個
・クミンパウダー:小さじ1
・コリアンダーパウダー:小さじ1
※スパイスが無ければカレー粉かオールスパイスでも可
・塩:小さじ1/2
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ