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提督はBarにいる。
マメに食べよう!豆料理特集・2
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・小麦粉:小さじ1

・煎りゴマ:大さじ3

(タッヒーナ)

・白練りゴマ:230g

・プレーンヨーグルト:250g

・オリーブオイル:大さじ4

・ニンニク:1片

・オレガノ:ひとつまみ

・乾燥ミント:ひとつまみ

・塩:適量



「んじゃ、まずはターメイヤを作るか」

「「「ターメイヤって何?」」」

 3人が声を揃えて尋ねてくる。息ピッタリだなお前ら。

「ターメイヤってのは、エジプト料理の1つでな。簡単に言えばイモじゃなくて豆……それも蚕豆(そらまめ)を使ったコロッケだ」

「へぇ!豆でもコロッケって出来るんだ!?」

 あまり料理をしないのか、水無月が驚いたように目を見開いている。

「まぁな。とりあえず、蚕豆を茹でて貰おうか。えぇと……担当は」

「はい!私やりたいです!」

「だ、大丈夫か五月雨?」

「はい!お任せください!」

 ……ものすげぇ不安なんだが。まぁいい、やる気があるのは良いことだ。

「じゃあ蚕豆をサヤから取り出して、薄皮の黒くなっている部分に切れ込みを入れてくれ。茹でた後で薄皮も剥くからな」

「了解です!……でも、蚕豆のサヤが固くて上手く取り出せないんですが」

「そういう時は、布巾を絞るように捻ってやるとサヤが口を開けやすいぞ」

 蚕豆のサヤを1つ手に取り、実演して見せる。捻ってやると固く閉じていたサヤの口が開き、豆が顔を覗かせる。

「おぉ!すごいすごい!」

 そんなに褒められるような事でもないんだがなぁ。

「僕は何をすればいい?」

「水無月には……そうだな、今の内にタッヒーナを作っておいてもらおうか」

「タッヒーナ?」

「タッヒーナってのは、エジプト料理の定番のソースみたいなモンだ。ヨーグルトとゴマがメインのソースでな、パンに付けたり揚げ物にかけたり……色々使うんだ」

「へぇ〜、どうやって作るのさ?」

「材料と分量は書き出しておいた。後はこの通りに量って、ミキサーで混ぜるだけだ」

「うん、それなら料理をしたこと無い僕でも出来そうだね!」

「任せたぞ。……っと、春雨は俺とターメイヤに入れる具材とかの準備だな」

「りょ、了解です!」

 水無月が秤を取り出して計量を始めたのを横目に見つつ、蚕豆が茹で上がる前に他の支度を済ませる。と言っても、中に混ぜるパセリを刻んだり、衣にするゴマをまぶしやすいようにバットに広げたりするだけだけどな。

「提督、蚕豆がそろそろ良さそうです!」

「どれ……うん、良さそうだな。んじゃザルにあけて薄皮を剥くぞ。まだ熱いからーー」

「あちっ!」

「……少し冷ましてから剥こうと言おうとしてたんだ
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