第18話。変人と体育祭。
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た主役となる種目に入れられてしまった。
何故か知らんがうちの中学は種目が多い。
個人種目が100m走、200m走、400m走、1500m走、走り高跳び、走り幅跳び。
陸上大会じゃないんだぞ。と声を大にして言いたい。
体力テストとかは適当にやったから100mなどの個人種目に入らなかったのは不幸中の幸い。
でも足の速い奴らの自慰競技だと思っていた学級対抗選抜リレーに出る羽目になってしまったのが鬱だ。
しかし一成と凛ちゃんは異常。個人種目全部とか。プラス団体競技も何個か出る。あいつらマジでないわぁ。
まぁシロちゃんもだが。まあね!シロちゃんはほらっ、陸上部のエースだからさ!仕方がないのだよ!仕方が!!
団体競技も騎馬戦、綱引き、大縄跳び、二人三脚リレー、障害物競争と言う具合にラインアップが並び、一人何種目出るんだコレ?って状態。
前世では毎年大縄跳びと障害物競争に出て、後はグダグダ観戦。って感じだったのに・・・・
「もう行くよ。ニイさん。」
「うがー。うにゅー。今日は鬱だー。テンションが大暴落。」
「今日のお弁当はニイさんが好きな物を選んだから元気出して。」
「・・・・ちょっと元気でたね。」
現金な奴である
「いーち、にーい、さーん」
現在、障害物競争のグルグルバットに挑戦中の晋吾です。額にバットをつけ、バットを支点にグルグルと回る廻る。
参加動機はバット。どんだけバットが好きなんだお前とツッコまれそうだ。。
ぶっちゃけ幾らグルグル回った所で俺の三半規管は狂わないので、この後どうするか困る。
笑いを取りに行ってもいいのだが、どっちかと言うと、俺は行動よりもトークで笑いを取る方が好きなので何とも言えない。
結局普通に歩こうと思う。まぁ競争だし早歩きでいいか。
スタスタ歩いて行ったら観客からおおーっと驚きの声が沸く。何故かいたたまれない気分になる晋吾であった。
「凄いのね。気持ち悪くならないの?」
「いや、全く。」
競技が終了した後、凛ちゃんが話しかけてきた。
凛ちゃんは座る暇もないくらい行ったり来たりしている。人気者は大変だな。競技に参加してなくても立って応援に行かないといけないし。
一成は体育祭実行委員としてクラスの主力として慌ただしい一日を過ごしている。応援しかできないけどガンバレ。超ガンバレ。
お昼である。晋吾はもちろん切嗣達と食べるのだが、ふと、凛はどうするのだろうと思った。
恐らく一人で食べるか、家族がこれなかった友人と食べるだろう。そこで、凛のマブダチとしてどうするべきだと考えた。
「凛ちゃん。
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