第4章 Fate/What I was stronger Seriously?
第1話 それぞれの休日
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をしている。
「後これはお前が知ってるかは知らないが、特異点の力にはそれぞれ名前があるんだ。那須与一、お前の力の名が絶対命中だろ?」
「な、なんでその事を!」
「お前の友人だって言う直江大和は恐らく戦乙女の絶妙管理だろう。それに士郎のは永久機関・象徴蒐集じゃねぇかな?」
「っ」
「「「「「?」」」」」
何故か僅かに反応した士郎に帝と与一以外が軽く怪訝さを示した。
周囲から怪訝さを集めた当の士郎は複雑だった。
まさかこんなふざけた様な話にて、自分の秘奥であり切り札の一つの名にかすってくるとは。
恐るべし、九鬼帝の直感力。
だがそれも、今では些末事だった。
「如何してそこまで言い当てることが出来るんだ?」
「俺の力に関係がある事位推測できねぇか?俺の力――――万能の王は生まれ持って何でも出来ちまうんだよ?まあ、そのせいで若い時は周囲が誰も自分に追いついて来ないってつー孤独感にふて腐れて家も両親も悲しませたが、やる気に満ちた今じゃほら、世界の九鬼財閥なんて呼ばれるほど巨大に出来てるだろ?」
「マ、マジだ・・・!」
「「「「「「・・・・・・・・・・・・・・・」」」」」」
プロの詐欺師は虚実入り混ぜて話をすると言うが、今の帝がそれである。こんなくだらない話で素晴らしい才能の無駄遣いだ。
しかし彼らは何故か盛り上がる一方。
「今言い当てたのも万能の王の力の一端で、直感力が冴え渡ってしょうがねぇんだなぁ?」
「そうだったのか。薄々感じていたが、まさか本当に事実だったなんて・・・!」
愕然とした直後に感動も覚える与一。
その憧れるような視線を受けて帝は実に楽しそうだ。
ただ、周囲は全員呆れていて。
((((((何この空気))))))
この状況と会話何時まで続くんだと思っていた。
そんな時、突如強大な魔力の奔流を感じた。
「これは・・・!?」
「まさか・・・!」
「皆さんすみませんけど俺は今日これにて失礼します!あの魔力の発生地点に出向かわなきゃならないので!」
周囲の返答も聞かずにその部屋から飛び出す士郎。
そのまま入り口に向かって階段を下りていると、冬馬達や英雄達と一緒に居たシーマも丁度飛び出して来た。
「シロウ・・・!」
「シーマ!お前は此処に残って小雪たちの護衛していてくれ!」
「は・・・はぁあああ!!?」
「俺は様子を見て来るから頼んだぞ!」
「いや、そうではなくてだな・・・!?」
しかし士郎はまたも返答を聞かずに出入り口に降りて行ってしま
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