第4章 Fate/What I was stronger Seriously?
第1話 それぞれの休日
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った。
それをシーマは憤慨する。
「あー!もう!何故マスター自身が斥候しに行くんだ!サーヴァントを置いて!ふつう逆であろうがッッ!!?」
だがシーマの叫びは士郎に届かず。
本人は出入り口に到着して走り抜けるところだった。
そこに空からジャンヌが降りて来た。
「衛宮士郎。私も行きます!」
「いいのか?いや、大丈夫なのか?一応ルーラーだし、何処かの陣営に肩入れしすぎるのは不味いんじゃないのか?」
「本来であればそうでしょう。しかし此度の聖杯戦争では私は聖杯自体では無く人に呼び出されたマスター持ちです。加えてこの聖杯戦争は不明瞭な部分が多すぎます。それ聖杯戦争の火種から一般人を守るのはルーラーとしての責務であり、私個人の望みでもありますから」
そこまで言われては士郎はもう何も言わない。
「分かった。協力感謝する」
「ええ!ところで・・・」
「ああ。――――如何してヒュームさんまで居るんですか?」
士郎の指摘通り、いつの間にかにヒュームも来ていた。
「フン、九鬼財閥への脅威を取り除くのは従者部隊永久欠番の俺の責務だ。ならば何も可笑しいことなぞあるまい?」
「まあ、俺達にヒュームさんを押しとどめる権利なんて有りませんから、ついて来るのはいいですけど・・・」
「魔力の奔流の発生地点に何があるかは分かりませんので、最悪援護は出来ませんよ?」
士郎とジャンヌから心配されるヒューム。
それを殺戮執事は余計なお世話だと取る。
「小童共に心配されるほど俺は落ちぶれてはいない。寧ろ護衛してやろうか?」
挑発で返してきたヒュームに苦笑する2人。
取りあえず確認をし終えたので、改めて向かう先へ振り返る。
「自分の身くらいは自分で守れると。では急ぎましょう。何が起きるか分かりませんから、慎重かつ迅速に」
「ええ!」
「フン」
それぞれの考えで向かうとは言え、魔術使いに不死殺しに英霊――――と言う異色の急造スリーマンセルが出来上がった。
これほどの面子であれば早々遅れは取る事は無いと言い切っても良い。
だがしかし、急いで到着したにも拘らず、現地には全く魔力痕が無くなっていた。
あったモノを上げるなら、九鬼家従者部隊の序列下位が幾人かほぼ無傷で気絶させられて倒れている位だった。
−Interlude−
もうすぐで夜と呼んでも差し支えないくらいの夕方。
何時もの様にナンパに悉く失敗したガクトに、モロの代理として今回だけ付き添っていた大和が歩いていた。
「チックショウ!今日も全敗だぜ・・・!」
「前から言ってる様に、ガクトは努力の方向性を見直せばモテると思うんだけど・・・」
などと
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