第4章 Fate/What I was stronger Seriously?
第1話 それぞれの休日
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義経達の生誕祭が終わった翌日、葵ファミリー+シーマとレオとリザのメンバーでレオとリザの為に半ば観光同然の周囲の案内が計画されてあり、その予定で行く様だ。
「それじゃあス・・・アルバさん!行って来るね〜♪」
「ああ、言って来い。それと、この面子なら本名でも構わぬぞ?」
「ダメなんすよ。ユキは慣れるとそっちで呼んでしまう可能性が高いっすから」
「左様か」
当の小雪は今はもう、レオと楽しく喋り始めていた。
その影に隠れるように士郎にアイコンタクトをする。
気を引き締めろと言うモノだ。
理由は昨夜にまで遡る。
周期などは不明だが、最後のガイアの使徒出現から一月以上間が空いている為、何時現れるか分からないから覚悟しておくようにと言う内容だった。
つまり今のは念押しだ。
「では行ってきます師匠」
「ああ。せいぜい楽しませて来い」
スカサハに別れを告げて外出する士郎達。
因みに今日もエジソンは仕事だ。
−Interlude−
百代は朝から――――正確には夕方から不機嫌だった。
原因は勿論士郎が他の女といちゃついているのを見ての事だ。
だが自分は別に士郎と―――――つ、付き合ってる訳では無い。
だからリザさんからの指摘に言い返せなかった。
だから生誕祭の後にぶちのめすのも中止した。何せ私は士郎のこ、恋人でも何でもないんだから!
だと言うのにこの無性な腹立たしさは一体なんだ?
「あ゛ぁああ!むしゃくしゃするッ!!」
失礼だと判ってはいるが、外部からの義経挑戦者の選別でストレス発散しようとしても誰も彼も手を抜いた上での一撃で沈んでいくと言う外ればかりだ。
今日は朝からとことんついてない!
その様に苛ついている百代に、次の――――52人目の――――本日最後の挑戦者が現れる。
「ふむ。世界に名を轟かせる武神の乙女は怪力乱神・鬼神の如くと聞いたが、この手の話は幾つもの尾びれが付いて噂されるものだ・・・が、百聞は一見に如かず。実は的を得ていたと言う事かの」
「あ゛ぁああ!?」
不愉快際回り無い言い様に、礼儀など知った事か位の感情のまま振り返ると、そこに居たのは挑戦者――――否、強者だった。
赤い長髪に、それを雑に糸で纏めている中華の武術家の服装に身を包んだ男。
間違いなくマスタークラスの拳士だ。
「武神の称号を持つ娘よ如何した?」
「あっ、いや」
「先程までの猛々しき剣呑さの方が闘う上では好みだったのだが、如何ともしがたいな」
「美少女に対して何て言い草だ」
不満を露わにする言葉とは裏腹に、百代は楽しそうに笑っていた。
「あれだけの鬼気を剥き出しにして
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