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艦隊これくしょん〜男艦娘 木曾〜
第六十九話
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………さてと、バ○サンしてくか。」
 
「だね。」
 
俺と拓海はそう言うと、床に置いていた袋とヤカンを持ち上げた。
 
 
 
 
 
 
―翌日 四階廊下―
 
 
 
 
 
ぶっちゃけ、その覚悟が揺らめいていた。
 
キョトンとした三人の顔を見ると、どうしてもそう思ってしまう。
 
…………コイツらは、望んで艦娘になったわけではない。
 
どうして艦娘にさせられたのか、その経緯は全く知らないが、それは確実だ。
 
でも、コイツらはそれを知らない。そういう意味では、春雨となんら変わらない。
 
「…………まぁ、あれだ。前世の記憶だろ。よく知らねぇけどさ。」
 
俺は適当なことを言った。
 
確かに、俺にはどうしようもない問題だ。
 
だけど、海の上の話なら俺にもどうにかできる。
 
「さてと、サクッと終わらせて、昼飯作るぞー!今日は…………材料ねぇからそうめんだ!!」
 
俺は自分にできる最大限の笑顔を見せた。
 
「……ご飯…………。」
 
「…………そーめん…………。」
 
「…………よーし、やりましょう!!」
 
三人とも気合いが入ったようだった。
 
…………こうしてみると、全員歳はそんなに離れてないように見える。不知火は中学生、五十鈴は高校生、榛名さんは大学生位に見える。
 
そして、そんな女の子が昼御飯を楽しみにしている光景を見ると、俺の中の決意がさらに固くなった気がした。
 
「…………絶対、終わらせてやる。」
 
「ん?なにか言った?」
 
「いや、まずはそこの部屋からかなって。」
 
俺はそう言うと、近くの扉のドアノブに手をかけた。
 

 
 
 
 
―オマケ 今回のぽいぽい―
 
 

「ぽい〜…………ぽい〜…………。」
 
ぽいぽいは、弥生を抱き枕にしてぐっすり寝ていた。しかし、そのイビキは人としてどうなのか。
 
「…………拓海くーん…………えへへ…………。」
 
違う、それ、弥生。
 
残念ながら、ぽいぽいの夢の中は覗き見ることはできないが、どんな夢を見ているのかは、容易に想像がつく。
 
しかし、それは弥生である。抱き枕にされている弥生は、そんなの関係ないと言わんばかりに爆睡していた。
 
そんな感じで、ふわふわした空間がそこには広がっていた。すぐ近くで千尋と春雨がイチャラブしているが、起きる様子はない。しかし、この隻腕とピンク髪、さっさと結婚しやがれと思うのは我だけだろうか。
 
 
 
 
 
 
「ちひろおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!」
 
 
 
 
 
ドタドタドタドタ!
 
「へっ?ま
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