第20話 戦闘民族の帰還
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ゼに攻撃しかけようと剣を振るも避けられ、おまけにエルザの剣を掴んでる方の手を掴み瓦礫へと投げる。
流石は妖精女王というべきか、痛みを感じながらも着地を成功してジョゼへと向き直る。
「貴様……確かジュピターをまともにくらったハズ…何故立っていられる?」
ボロボロの状態で痛みを感じながらも構えてる彼女の行動が無意味だと嘲笑うように問いただすジョゼに、エルザ・スカーレットはまだ諦めない、まだ終わってないというような真剣な表情を向けて――
「――仲間が私の心を強くする、愛する者たちの為ならこの体などいらぬわ」
大切な家族のために立ち向かうその姿は正に騎士だと言われることがあるのはこのことだろう。
ジョゼに剣を向けて、エルザは構える。
「強くて気丈で美しい…なんて殺しがいのある娘でしょう…!」
まるで新しいオモチャを見つけたようなその物言いに、悪意を体現させたような笑みを浮かべるジョゼにエルザは怯まず、ただただジョゼに立ち向かう――――
そして別の場面から、二匹の竜が戦闘を繰り広げていた。
幽鬼の支配者最強の魔道士、鉄竜のガジルと妖精の尻尾魔道士、火竜のナツ。
二人の戦闘は瞬く間に巨大になり、周りを壊していく。
その二人の戦闘を見守っているのは仲間のハッピーと捕獲されていたのだろうルーシィ・ハートフィリア。
二人が激烈な戦いをしていく内に、エレメント4で体力を使い続けたナツが魔力の消耗で押されていく。
反対にガジルは周りのある鉄を食事し、魔力の回復をし、技が強化していく。
滅竜魔導士は属性にあった物を食べて魔力が回復していく特性を持つ。
だからだろう、火がない場所でナツは回復をまともにできず、ただただガジルに倒されていく。
そして、壁が壊れたところまで殴られたナツはそこからの光景を見た。
壊される、壊される。
妖精の尻尾のギルドの建物が―――皆の思い出が
目から映る崩壊されていく建物を、ただ呆然と眺めていくナツ。
――――【妖精には尻尾があるのか、ないのか。もっとも本当にいるのかどうかさえ誰にもわからない。だからこそ永遠の謎、永遠の冒険。そんな意味が込められておるのじゃ】
総長の言葉から紡ぎ出される言葉はその時わからなかったが、確かに興奮を覚えた。
そして新たな仲間との関わりが、生活がとても楽しく、大切になった。
喧嘩ばっかりする変態。
いつのまにか服を脱いでいる変態を咎めるカナ。
自分たちが喧嘩する時に必ず止めてくる怖いエルザ。
そしてそのエルザと喧嘩を繰り出すミラ。
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