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妖精の尻尾所属の戦闘民族(旧)
第20話 戦闘民族の帰還
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幽鬼の支配者との戦いにまた熱が上がっていった。

マスタージョゼに手によって兵士――幽霊(シェイド)を作り出して妖精の尻尾たちに牙を向けていた。
何の感情も持たず、何より痛覚のない敵によって苦戦を強いられ、沢山の魔道士は傷を付き負傷者が出てくることが増えた。

だが、それでも希望は消えていない。
幽鬼の支配者も押されているのは確かだ。

火の魔法使いである兎兎丸は火の滅竜魔導士であるナツに倒され。

水を操る魔法使い、大海のジュビアは氷の魔道士のグレイに一目惚れ…敗れた。

大地のソルと異名を持つソルは全身接収(テイクオーバー)獣王の魂(ビーストソウル)を解放したエルフマンに倒された。

そして――


「――マスターが貴様ごときにやられるハズがない……今すぐ己の武勇伝から抹消しておけ」

エレメント4の最後の一人――大空のアリアはエルザ・スカーレットの手によって堕ちた。

禁句魔法の煉獄砕波(アビスブレイク)は止まり、妖精の尻尾の皆は安堵の息を吐いた――だがまだ、まだ終わらない。

 『妖精の尻尾の皆さァん。我々はルーシィを捕獲しました』

その声から響きは愉快そうに、まだ止まらない。ジョゼは1つ目の目的は達成されたという。
ならば、2つ目の目的は?

『我々に残された目的はあと一つ…貴様らの皆殺しだ、糞ガキども』

守るべき仲間が捕獲されたことが信じられないのに、止まらない幽鬼の悪意によって勝機が薄れていく。

もちろん、それでも止まらないのが妖精の尻尾だ。
なんとかここを退いて、仲間を助けるために動こうとする。
だが、自身たちにやってくる魔の手は止まぬ。

「さて…楽しませていただいたお礼をしませんとなァ…」

合流を果たしたグレイ、エルフマン、ミラ、そしてエルザの前に聖十大魔道という巨大な悪意が現れる。

男から放たれる魔力は正に邪悪、場にいる四人にとっては居ていられない場になっている。
男――ジョゼ・ポーラは四人の吐き気を抑える顔を見て笑みを深める。

ジョゼの前に構える二人の男――グレイとエルフマンは立ち向かおうとするも――

「――たっぷりとねェ」

ジョゼに傷一つ与えず、逆に自分たちが男の魔法から出る闇によってなぎ倒されていくのであった。

「エルフマン!!グレイ!!」

ミラの悲鳴が上がる。

ジョゼは手を横へと振りかざし、自身の魔法で倒されたグレイとエルフマン、ついでと言わんばかりにミラを衝撃で吹き飛ばしていくのだった。

「きゃあ…!!」

「ぐああああ!!」

「くっ……ッ!!」

範囲から居なかったエルザは黒羽の鎧を換装し身につけ、ジョ
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