157 交友会
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え、うちの子が貴方に高圧的な態度を取って・・・」
「いえ、でも住吉さんの演技も凄かったです」
「ええ、おおきに」
その一方、住吉は何も口を開かなかった。
「ほら、重彦、謝んなはい!!」
「ああ、すまんかったな・・・」
「いえ、ええんです・・・。お疲れはんでした・・・」
「瓜原君、世界大会、頑張ってね」
「はい、おおきに・・・」
一方、藤木は古宮を探していた。
「古宮さん」
「藤木君。ごめんな、一緒に世界大会行けなくなって」
「いえ、気にしないで下さい。僕、古宮さんの分も頑張ります!」
「ありがとう、代表を獲った君もその友達も応援するよ」
「はい・・・」
一方で、美葡と黄花は進藤の所に向かっていた。
「進藤さん・・・」
「なんや、あんた達か」
「転倒、残念だったわね」
「うん、私は勝てんかったばい・・・。やっぱ九州は下手っちょなんかな・・・」
「そんな事ないワよ、男子の銅賞の子は大阪出身だし、スケートやるのに出身地なんて関係ないと思うよ。入賞は逃しても進藤さんは全体で五位じゃない。それでもきっと自慢になるワ」
「あ、ありがとう・・・。それから挑発してごめんなさい」
「ううん、でも進藤さんのスピンは確かな実力的だったわ」
「え?うん、あのスピンは地区大会の前から練習したんだ」
「だから凄い上手なのね」
美葡と黄花は進藤と仲良くなれて良かったと思うのであった。その時、会長がマイクで喋べり出した。
「えー、皆さん、お楽しみな所を失礼します。ここで、入賞した六人に前に来てもらいます!」
「ええ!?」
藤木は驚いた。
「ほら、藤木君、行ってきな」
「はい・・・」
男子では藤木、瓜原、そして豆尾が、女子では美匍、黄花、有子が皆から注目を浴びる位置に立った。
「ここに立った君達にはカナダのバンクーバーで行われる世界大会での活躍が期待されます。その前に君達は東京で一週間の合宿を行う事になります。ではその合宿でお世話になるコーチをお呼びしました!どうぞ!!」
会長はドアを手で指した。ドアが開く。一人は女性だった。そしてもう一人訪れた男性の方は・・・。
「か、片山さん!?」
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