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とある3年4組の卑怯者
157 交友会
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たでしょうか?私は最高の大会になったと思っております。世界大会への道へ進むのは男女合わせて六名ですが、ここで破れ去った皆さんも皆さんなりの最高の演技を見せようと努力してきたのではないでしょうか?開会式の時も言いましたが、この全国大会に来る事も決して簡単な事ではありません。この大会に出た事もきっと誇れるものになるはずです。そして、ここで金・銀・銅を獲得した皆さんはさらに世界大会に向けてカナダへと旅立つ事になります。日本代表としての活躍を私は期待しております。それではこれにて小学生アマチュアスケート全国大会を閉会致します!ご来場のお客様、お忘れ物ないようお気をつけてお帰り下さい!以上です」
 こうしてスケートの全国大会は終了した。

 藤木は着替えてエントランスホールに来ていた。その場には3年4組の皆がその場にいた。
「おい、藤木!お前凄いぜ!」
 大野の声がした。
「皆、ありがとう・・・」
 藤木は感動のあまりに改めて皆に感謝した。
「おいらもすごい感動したじょ!」
「お前は寝てただろ!」
 山田の感想にはまじが突っ込んだ。皆はハハハと笑った。
「ところで僕達は帰るけど藤木君はこの後どうするんだい?」
 長山が聞いた。
「僕は出場者の皆で集まる交友会ってのに参加する予定だよ」
「なんだい、こうゆうかいって?」
 山田が聞いた。
「それは皆で集まって食事したり、お互い喋ったりして仲良くする集まりだよ」
「何だって??食事だって!!??おい、俺も行くぜ!!上手いもん沢山食い放題なんて夢のようだぜ!!!」
 小杉が目を光らせた。
「小杉、お前図々しいぞブー!!」
「何だよ、いいじゃねえか!!」
「小杉君、悪いけど交友会はスケートの出場者とその保護者しか参加できないんだ。悪いけど諦めてくれよ」
「ええ!!??諦めきれねえよ!!頼むよ、俺をお前の保護者として参加させてくれよ!!」
 小杉の図々しさに呆れる面子であった。
「小杉クン、悪いけどそろそろ僕達は帰らなきゃいけないんだ。僕達は失礼するよ。Congratulations、藤木クン。それじゃ」
 皆は帰っていった。なお交友会に出たがる小杉は大野と杉山に強制連行させられる形で退場した。小杉の「出させてくれよ〜!!」という叫び声がいつまでもこだましていた。藤木はリリィと話すタイミング逃した事に少し残念がった。
「茂、それじゃ交友会に行こうか。皆と楽しんでおいで」
「うん、そうだね。母さん、父さん」
 藤木家は交友会の場所へと向かった。

 3年4組の皆は花輪家の自家用機に搭乗し花巻の空港を出た。たかしはまる子、たまえ、城ヶ崎と共に藤木の話をしていた。
「今日の藤木君、輝いてたね」
「うん、あいつはやっぱり冬の男だねえ!」
「私、明日笹山さんに藤木の事話すわ
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