14・世界の始まり
[2/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
、絶句し、手で顔を覆い、泣き始めた。
「そこからは、我々が、話そう、ライザー君」
どこからともなく声がすると、魔方陣が現れ、男女のペアが姿を現した。
「お兄様、グレイフィア」
「魔王様」
部室にいる全員が、魔方陣から現れた男女に傅いた。
魔方陣から現れた男は、リアスの兄であり、現魔王のサーゼスク・ルシファ。そして、その妻であり、秘書的な立場であるグレイフィア・ルシファであった。
「様、よいのですか?」
ライザーは、に聞いた。
「ライザー君、いいのだよ。ここからの話は我らが、話す領域だ。そうですよね、ミカエル殿?」
そういうと同時に、光の魔方陣から大きな羽を広げた天使が現れた。
「そうですね、サーゼクス殿」
いつもは、朗らかな笑みを浮かべている大天使長・ミカエルだが、悲しげな表情をしていた。
それは、アーシアやゼノビィアを教会より追放した時と同じ顔だった。
「ミカエル様・・・・・・」
アーシアは、ミカエルを見るなり、大きな涙の粒を流した。
「すまないね、アーシア・アルジェント。また、君を泣かすようなことしてしまった」
ミカエルは、深々とアーシアに頭を下げた。
「さて、天使戦争の事なのだが」
サーゼクスが、口を開いた。
「ライザー君が、言った通り、増えすぎた天使達を神々が、虐殺し始めた時、先に地に落とされたのが、大天使長であったルシファーの妻であった蛇の王だった」
「な、なんですって!!大魔王・ルシファーが天使長ですって!!」
リアスの大きな目が、驚愕のためにもっと大きく見開いた。
その時、黙って話を聞いていた一誠が、一つ声をあげた。
「気づいたかね、一誠君?」
「さすがは、赤龍帝殿」
サーゼクスとミカエルが、顔を見合わせてた後、一誠を見つめて微笑んだ。
「どうしたのですか、一誠さん? 何かわかったのですか?」
アーシアが、心配そうに一誠を見つめた。
「羽だ。羽だよ、アーシア」
一誠はアーシアを見つめて叫ぶように言った。
「羽?」
アーシアは、何事かわからずキョトンと一誠を見つめた。
「いいか、アーシア。俺たち、悪魔にも羽があるだろう?
堕天使にだって羽がある。もちろん、天使達にも」
一誠は、アーシアを見つめて興奮した感じで言った。
「羽がどうかしたんのですか?」
アーシアは、いまだにきょとんとしている。
「そういうことね」
リアスは、一誠の言った事をすぐに理解し、答えを導いた。
「お姉さま、どういうことなのですか?」
アーシアは、リアスに救いを求めた。
「いい、アーシア?一誠が言ったように羽がキーなのよ。
なぜ、私達にも堕天使にも羽があるのか?
それは・・・」
「あっ!!」
アーシアもすぐに理解できたようだった。
「私た
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ