第3章
月光校庭のエクスカリバー
第29話 聖剣、来ました!
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って変かな?」
『変ではあるが、異常ではないさ。それに叶わない夢でもないぞ。ドラゴンの力は周囲の者を圧倒し、魅了する。敵対する者も多いが、魅力を感じ、すり寄ってくる異性も多いからな』
「なっ! マ、マジっスかぁっ!?」
「ああ。俺の宿主だった人間は皆、異性に囲まれてた」
「うおおおおおッ! あなたさまはそんなに凄い神器さまだったのですねぇぇぇッ!」
いつの間にか、俺は左腕に頭を下げ、敬意を払う言葉遣いになっていた。
『・・・・・・態度が急変し過ぎだぞ』
ドライグが呆れ声になっていたが、関係あるもんか!
「よーし! 当面の俺の目標は部長のおっぱい攻略っス! そこんとこよろしくっス!」
『揉むのか?』
「いや、吸う!」
『・・・・・・・・・・・・』
ドライグがなぜか黙りこんでしまった。俺の目標に言葉を失ったのか?
『・・・・・・はぁ。女の乳を吸うサポートか・・・・・・。俺もずいぶん落ちぶれたもんだ・・・・・・。しかし、こういう相方もたまにはいい。ただし、俺の警告を忘れるな』
「──強い力ってやつか・・・・・・」
『ああ。なんせ、現時点ですでに多くの力が相棒の周りにいるからな』
部長たちのことを言ってるのか?
『リアス・グレモリーたちもそうだが、個人的にはおまえさんの親友とその兄弟たちのほうが興味深い』
明日夏たちが? まぁ、確かに明日夏と千秋は神器を持っているし、明日夏は冬夜さんや千春さんも神器を持ってるって言ってたな。
『幼馴染みの兄弟姉妹全員に神器が宿る。偶然にしてもそうあることではないぞ』
確かにそうかもな。明日夏たちが神器を持っているのは、おまえの力が引き寄せた結果だって言うのか?
『すべてではないが、要因のひとつにはなってるだろう。にしても、ドレイクの奴とまで縁があるのは、ちょっと同情する』
ドレイク──明日夏の神器に宿る存在で、ドライグと同じドラゴン。
この前、話をしたけど、結構変わった奴だったよな?
「なぁ、ドレイクってどんな奴なんだ?」
『あぁ、そうだなぁ・・・・・・強いて言えば、「遊びドラゴン」だな』
あ、遊びドラゴン?
『ドラゴンには宝や雌など特定のものを求める奴は多いが、あいつはその中でも変わっていてな。娯楽や遊びなんかを求めていたのだ。そんなもの心から求めるドラゴンなどあいつぐらいなものだろう。そのさまからあいつは「遊びドラゴン」なんて呼ばれていたのさ』
ドレイクのことを話してくれているドライグだったが、その声音が心底いやな相手を話しているかのよ
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