第3章
月光校庭のエクスカリバー
第29話 聖剣、来ました!
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っと・・・・・・」
イッセーは未だにわからないようだが、俺はなんとなく掴み始めていた。
教会関係者で栗毛の髪・・・・・・そんな知り合いは一人しかいない。
「おまえ・・・・・・イリナか?」
「せいかーい♪」
「ええっ!? イリナって、紫藤イリナのことか!?」
「そうだよー♪」
そう、彼女は俺とイッセーのもう一人の幼馴染みである紫藤イリナだった。
「このころは男の子みたいだったけど、今はこんなに女の子らしくなっちゃって。母さん見違えちゃったわ」
おばさんが当時の写真を見せながら言う。
「・・・・・・・・・・・・俺、この子のこと本当に男の子だと思ってた・・・・・・」
「まぁ、あのころかなりやんちゃだったし・・・・・・」
・・・・・・確かに、そこいらの男子よりもやんちゃ坊主だったな、こいつは。イッセーじゃなくても間違えるほどに。・・・・・・かくいう俺も、当時しばらくはそう思ってた。
「でも、お互いにしばらく会わないうちにいろいろあったみたいだね。──本当、再会って何があるかわからないものだわ」
この言い方からして、イッセーが悪魔だということに気づいてるな・・・・・・。
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