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蒼穹のカンヘル
三十三枚目
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い!?」

「そんなにお湯がほしいか?」

もう一度指をならし、熱湯をぶっかけるとサーゼクスがのたうち回る。

「じゃ、俺は気が済んだから湯船に浸からせてもらうぞ」













俺が湯船に浸かり、遅れてサーゼクスが入ってきた。

「今度セラフォルーに頼んでお前のリアクションを撮影してもらおうか」

「やめてくれ…魔王の威厳がなくなる」

ふと、思った事がある。

「サーゼクス。お前、息子はどうした?」

「君と話したかったからね。
今はグレイフィアと遊んでいるだろう」

「そ」

「ところでカガリ君」

「んだよ」

「その龍の体、不便じゃないかい?」

「まぁ、な」

確かに時々つっかえる。

「提案がある。京都に行ってみないか?」

「What?」

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