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異世界にやってきた俺は、チート能力を駆使して全力でスローライフを楽しむ!
覚えていなかった
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めしろ!」
そこでラスボスと自分で名乗った男が部下に命令する。
そして部下が呼び出したのは大量の小型の魔物だった。
オオカミのようなそれらを見ながら俺は、
「この程度か。しかし数が多いな。これならば一気に……あ、自分でラスボスと名乗った人物が逃げていく。ここでは戦わないのか」
俺が良かったような、正々堂々としていないその様子に嘆息する。
おそらくはエントランスにある怪物の最終兵器を使うつもりなのだろう。
そちらに誘導する意味もあるのかもしれないが、と俺が思っていると、
「ここはある程度お任せを。呪いが解けて我々も、久しぶりに“運動”が出来そうです」
そう、親衛隊のウィリオが得意げに言ったのだった。
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