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ドリトル先生と奇麗な薔薇園
第一幕その二

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「皆も一緒だよ」
「そうして余計に賑やかになるね」
「だからね」
「賑やかに楽しむ為にも」
「皆で行こう、トミーが今お買いものに出ているけれど」
 ご近所のスーパーにそうしているのです。
「トミーが帰ってきたらね」
「トミーと一緒にだね」
「うん、行こう」
 植物園まで皆でというのです、こうお話してです。
 先生達は実際にトミーが帰ってからお家の戸締りをしてから皆で大学の植物園まで行きました。そうしてです。
 王子はまずは南国のコーナーに行ってそこに咲き誇っているお花達を観ました、そのうえで笑顔で言いました。
「やっぱりハイビスカスとかを見るとね」
「王子としてはだね」
「一番いいお花を見たって思えるよ」
 まさにというのです。
「本当にね」
「そうだね、その国それぞれのお花があってね」
「そのお花を見ることはね」
「最高の楽しみの一つだよ」
 まさにというのです。
「僕もそう思うよ」
「そうだよね」
「日本人が桜をこよなく愛している様にね」
「あの思い入れがね」
「王子にとってはハイビスカスだね」
「このお花になるんだ」
 そのハイビスカスを見て言うのでした。
「だからね」
「今見てだね」
「幸せな気持ちだよ」 
 本当にというのです。
「僕もね」
「それは何よりだね、ただ」
「ただ?」
「先生もだよね」
 こよなく愛しているお花があるというのです。
「そうだよね」
「うん、僕もね」
「やっぱりあるよね」
「あるよ、それは薔薇だよ」
「イギリスの国花だね」
「うん、国花であることを置いておいてもね」
 イギリス人としてというのです。
「僕は薔薇が大好きなんだ」
「そうだよね」
「見ているとそれだけでね」
「幸せな気持ちになれるんだね」
「薔薇園でティータイムとかね」
 こうしたことをすればというのです。
「もう最高に幸せだよ」
「そこまでなんだね」
「うん、今日のティータイムはそうしようかな」
「いいですね」 
 先生のすぐ傍にいたトミーが先生の提案に笑顔で応えました。
「それじゃあ今日の三時は」
「うん、この植物園の薔薇園でね」
「ティータイムをしましょう」
「そうしようね」
「この植物園の薔薇園は凄いですか」
「一面に色々な種類の薔薇が咲き誇っていてね」
「あんな薔薇園は他にないです」
 それこそと言うトミーでした。
「いえ、あるとしたらイギリス王室の」
「宮殿とかにあるね」
「そうした花園位ですね」
「全くだよ」
 実際にと言う先生でした。
「この植物園の看板の一つだしね」
「それだけにですね」
「あの薔薇園はね」
 本当にというのです。
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