第47話
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たユウナは顔を真っ赤にして指摘し、困った表情でレンに指摘したクルトに対して呑気に笑って答えたオリヴァルト皇子の答えを聞いたその場にいる全員が冷や汗をかいて表情を引き攣らせている中リーゼロッテ皇女は呆れた表情で溜息を吐いた。
「ふう………復学の件にしても講師の件にしても、まずはメンフィル帝国に話を通してからよ。お兄様の頼みでわたくしが宿舎の管理人を務めている事やわたくしがメンフィル帝国の許可も無しに勝手にそのような事ができるような立場ではない事は貴女達も知っているでしょう?」
「それは…………」
「………―――わかりました。幸い今回の交流会でメンフィル皇家の方々がいらっしゃっている上、その中にはシルヴァン皇帝陛下の側妃であられるセシリア将軍閣下もいらっしゃっているのですから、まずはセシリア将軍閣下達の説得から始めようと思います。」
「えっと……さっきから気になっていたけど、アルフィンがリーゼアリア達の学校に戻ってきて欲しいって、どういう事なのかしら?」
アルフィンの答えを聞いたリーゼアリアが複雑そうな表情で答えを濁している中リーゼロッテ皇女が静かな表情で答えるとゲルドが質問をした。
「……お恥ずかしい話、内戦が終結してから学費を払えなくなった生徒達が学院を去ってしまう事が続出している状況でして。その件に加えて内戦や七日戦役の件で女学院の生徒達は今後の自分達に不安や暗い思いを抱えて過ごしている状況で、その状況を少しでも良くする為に生徒達が今でも慕っているアルフィン皇女殿下が女学院に復学して頂けるように、ロッテが何度か手紙で嘆願している状況なんです。」
「聖アストライア女学院は現在そのような事になっているのですか………」
「内戦が終結してから学費を払えなくなった理由は………やはりエレボニア帝国政府の貴族達に対する締め付けの影響ですか?」
「………ああ。今はリーゼロッテやリーゼアリア君が手を尽くして、学費を払えなくなった生徒達に対する救済策を考えて、これ以上学費不足による退学者の続出を何とか食い止めている状況なんだ。」
リーゼアリアの話を聞いたクルトは重々しい様子を纏って呟き、真剣な表情を浮かべたリィンに訊ねられたオリヴァルト皇子は静かな表情で答えた。
「女学院か〜……お姫様のアルフィンさんやリーゼロッテ皇女殿下、それに貴族のお嬢様のリーゼアリアさんが通うような所だから、あたしにとっては敷居が高すぎて、絶対縁がない所なんでしょうね〜。」
ユウナは聖アストライア女学院を思い浮かべて呟いたが
「まあ、どの道ユウナさんの場合、座学の時点でついていけないかと。聖アストライア女学院の学力はエレボニアではトップクラスとの事ですし。」
「うぐっ………いつもノートを見せてもらって
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