第47話
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事はできないし、例え許可が出たとしても不規則な日数で女学院に通うなんて特別な扱いをしたら、生徒達に”示し”がつかないでしょう?」
リーゼロッテ皇女に話しかけられたアルフィンは疲れた表情で溜息を吐いて答え
「それでも、です。生徒達もそうですが教師の方々も皆、義姉様が女学院に戻ってくることを心から待ち望んでおります。その証拠に生徒達にアンケートを取った所、全員が例え不規則な日数でも義姉様と共に学びたいというありがたい回答を頂けましたし、学院長も義姉様の事は”退学”扱いではなく”休学”扱いにしてくださっていますし、義姉様の事情についても理解しておられ、義姉様を”特例”扱いする事も了承してくださっています。」
「もし、どうしても生徒として再び女学院に通う事が厳しいのでしたら、”講師”として女学院に来て下さることはどうでしょうか?」
アルフィンの答えを聞いたリーゼロッテ皇女はリーゼアリアと共に説明をした。
「”講師”って……わたくしが貴女達に何を教えろというのかしら?わたくしにはリィンさん達のように人にものを教える事ができるような知識はないわよ?」
「上流階級に嫁いだ女性の一人として、実際に嫁いだ家での生活や気をつける事等を教えて頂ければと。皇女殿下もご存知の通り聖アストライア女学院は将来上流階級に嫁ぐ淑女を育てる為の学術機関でもありますから、私達と同年代でありながら既にリィンお兄様の伴侶となった皇女殿下の夫婦生活は私達にとっても身近に感じて将来の勉強になると思います。」
「うふふ、アストライア女学院の生徒達がリィンお兄さんとアルフィン夫人の夫婦生活に興味がある事は嘘ではないでしょうけど……その興味がある夫婦生活の中には当然”夜の生活”も含まれているのでしょうね♪」
「ブッ!?」
「レ、レン教官!?」
「は、はわわわわわ……っ!?」
「夫婦関係での”夜の生活”……?――――あ、それってもしかして……」
「間違いなく”子作り”の事かと。」
「わー!わー!ふ、二人とも男がいる前でそんな事を堂々と口にしちゃダメよ!」
「ハア………」
「あの、レン教官……お言葉ですがそういう事はせめて本人達がいない所で聞くべきだと思うのですが……」
「ハッハッハッ、相変わらずクルトもミュラーのように真面目だね。私にとっても”甥”か”姪”ができるかもしれない他人事ではない話だから、是非アルフィンの講義を女生徒達と共に受けたいね♪」
「もう、お義兄様ったら………」
アルフィンの疑問に答えたリーゼアリアの答えに続くようにからかいの表情で指摘したレンの話を聞いたリィンは吹き出し、セレーネは驚き、ティータは顔を赤らめて慌て、首を傾げた後ある事に気づいたゲルドとジト目で呟いたアルティナの言葉を聞い
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