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英雄伝説〜灰の軌跡〜 閃V篇
第47話
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した。



「フフ、そしてそちらが新Z組とかつての小さな戦友どの……クルトも久しぶりだが、ティータ君は3年ぶりになるかな?」

そしてユウナ達とティータに視線を向けたオリヴァルト皇子は突如リュートを取り出し

「フッ、まずは出会いと再会を祝して一曲贈らせてもらうとしようか♪」

「はは、いえ……あまり時間もないでしょうし。」

「あはは……全然変わりなくて安心しましたっ。」

「……ご無沙汰しています。1年ぶりくらいでしょうか。」

その場で一曲弾こうとしているオリヴァルト皇子の様子に冷や汗をかいて脱力したリィンとティータ、クルトは苦笑しながら答えた。

「え、え……?」

「……噂には聞いていましたがこういう方みたいですね。」

「むしろ噂以上だと思うわよ♪」

「……まあ、リフィアと比べればオリヴァルト殿下の方がまだ”マシ”かと。」

「エ、エリゼお姉様……お二人に対して失礼ですわよ……」

(”リフィア”……確かお義父さんの孫娘で、メンフィル帝国の王様の跡継ぎの皇女よね……?あれ……?という事はもしかして私、お義父さんの娘になった時点で”叔母”にもなっているのかしら……?)

あまり動じていない様子でオリヴァルト皇子と接しているリィン達を見たユウナは戸惑い、ジト目で呟いたアルティナにレンと共に指摘したエリゼの言葉を聞いたセレーネが冷や汗をかいている中、ある事が気になったゲルドは考え込んでいた。

「クスクス……」

「もうお兄様、初めての方が引いていらっしゃいますわ。」

「ふふ、どうぞ遠慮なくおかけになってくださいね。

一方その様子を見守っていたリーゼアリアは微笑み、アルフィンは呆れ、リーゼロッテ皇女はリィン達にソファーに座るように促した。



「―――いやはや、懐かしいねぇ。ティータ君とはリベールの異変、いや、”影の国”以来になるかな?」

「あはは、あの時は大変でしたねぇ。でもオリビ―――オリヴァルト皇子が元気そうで安心しましたっ。」

「フッ、君の方こそ素敵なお嬢さんになったものだ。アガット君も、君の成長ぶりにさぞヤキモキしてることだろう。」

「そ、そんなことは………えへへ。」

「クスクス、嬉しさを隠しきれていないわよ、ティータ♪」

オリヴァルト皇子の賛辞に恥ずかしそうに笑った後嬉しそうな表情をしているティータにレンはからかいの表情で指摘し、その様子を見守っていたリィン達は冷や汗をかいて脱力した。

「そう言えばアガット君とはサザ―ラントで会ったそうだが……―――前回の演習の話は聞いている。リウイ陛下達の要請、本当にお疲れだった。」

「いえ、旧Z組やステラ達、アガットさんが助けてくれたのもありますし……クルト、ユウナ
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