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転生とらぶる
機動戦士ガンダム
2083話
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るのが、どれだけ難易度が高いのか。
 その辺りは考えるまでもなく明らかだ。
 俺達も、今までは現在ある国に協力するといった形でその世界に協力してきた。
 例えば、SEED世界のオーブとか、マクロス世界の統合政府とか、W世界の連合軍とか。
 まぁ、W世界では軍が政府の上位機関的な立ち位置だったが。
 ともあれ、そういう風に既存の国、もしくは既存勢力やら企業やらに協力するという形を取ってきた。
 だが、セイラはそこに1から国を作りたいと、そう言っているのだ。
 それがどれだけ無茶な話かは、言うまでもない。
 ギアス世界では一応建国したが、あれだって半ば中華連邦の幾らかを乗っ取るような形での建国だしな。

「そもそも、国を作ると言ってもどこにだ? 地球は現在は連邦とジオンの戦争の舞台になっているから、そんな余裕のある場所はない。それにコロニーだって俺達で自由に出来るようなのは存在しない。つまり……」

 そこまで言って、ふと気が付く。
 シャドウミラーに……正確にはナデシコ世界の火星に、丁度良い物が存在したのではなかったのか、と。
 そう、マクロス世界の次期新型マクロス級の為のテスト艦、クレイドル。
 世界にもよるが、北海道よりも面積の小さな国というのは幾らでもある。
 そしてクレイドルは北海道よりも広い。
 つまり、クレイドルを国として使うには丁度良い訳だ。
 もっとも、クレイドルを国として使うなら当然そこにはゲートを設置する可能性がある。
 となると、クレイドルをどこかに着陸、もしくは着水させる必要がある訳で……
 今までのシャドウミラーの行動から考えれば、この世界の拠点も火星に設置するのがいいが、それは色々と無理があるのも事実だ。

「その辺は私にあまり候補はないわ。とにかく今は、国を作るという事が大事なの」
「そう言われてもな。……そもそも、国を作るという事は、誰が大統領なり首長なり、総理大臣なりといった風に国のトップに立つんだ? ……今のところ、考えられるのは……」

 そう言い、セイラを見る。
 この世界での知り合いはセイラしかいないというのもあるが、同時にジオン・ズム・ダイクンの1人娘たるセイラには、大義名分も存在する。
 そして、俺がこの世界に来てから得られた情報によると、ジオンには未だにダイクン派と呼ぶべき者達がおり、ジオン公国から弾圧されていた。
 もしそこに、ジオン・ズム・ダイクンの後継者たるセイラが姿を現せば?
 しかも国を作り、ダイクン派を迎え入れるような事をすればどうなる?
 当然そんな真似をすれば、ジオンの独立を表向きは認めていない連邦も、ダイクンを暗殺して実権を握ったザビ家が支配するジオンも、それを許容はしないだろう。
 ああ、でもお互いに戦争をしている現状を考えると、ジ
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