機動戦士ガンダム
2082話
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ーに……勿論サイド3ではない別のサイドだけど、そのコロニーで暮らす事になったの。その時、私達の世話を焼いてくれたのがアズナブル家の人達で、その家の子供がシャア・アズナブル」
「おい、ちょっと待て。じゃあ、今の赤い彗星として名前が知られてるのは……」
「キャスバル兄さんなのか、それれとも本当のシャア・アズナブルなのか。その辺は分からないのよ。アクセルの記憶が色々と入って来たけど、そこにもその情報はなかったし」
「……セイラ。今更だけど改めて聞くが、お前は俺がどういう存在なのか、知ってるんだな?」
恋人が10人以上……いや、人数はしっかり認識してる様子はなかったが、それでも複数いるというのは理解していた。つまりそれは、俺がセイラの事をあの空間で理解したのと同じように、セイラもまた俺の事を色々と理解したと思った方がいい。
もっとも、セイラが俺の事をかなり多く理解したのと違って、俺の方はセイラがセイラであるという事くらいしか理解出来ていないのだが。
お互いに交換した情報量に差がありすぎるような気がする。
あの空間に移動したというのが運とか偶然とかそういうのでないのなら、その辺りの調査もしっかりとしておく必要があるだろう。
「ええ、理解しているわ。アクセル・アルマー。シャドウミラーという国の代表で、その国の本拠地は次元の狭間にある。……違って?」
「違わない。違わないが……よく、そんな事を信じられたな。この世界には、魔法とかそういうのもないだろうに」
ニュータイプそのものが、魔法とかのファンタジー要素であるような気がしないでもないけど。
「あのような空間に入ったのよ? それを理解した上で、嘘だと思うような事はない、と思うわ」
「それで、セイラがわざわざ家に引っ張ってきたのは、その事を誰にも知られないようにする為ってだけじゃないんだろ?」
「ええ。ただ、その前に確認よ。アクセルは……いえ、シャドウミラーは、この世界でどうするつもりなの?」
冗談でも何でもなく、真剣な表情で尋ねるセイラ。
そう言われてもな。その辺まではセイラも読めなかったらしいが、俺がこの世界にやって来たのは俺の意思……というのもあるが、同時に念動力によってそう示されたという点も大きい。
今まで俺の危機を何度となく救ってきた念動力だけに、いつもと違うとはいえ、それを疑うという選択肢は俺の中には存在しなかった。
「この世界に来て、どうするのか……か」
改めてこの世界に来てみると、これからどうするべきか本当に迷う。
例えばSEED世界では、この世界と同じように戦争が起きていたが、オーブを始めとして第三勢力と呼ぶべき者達が存在していた。
同じガンダムの世界でいえばW世界もあるが、こちらは幸いな事に連合軍が穏健派のノベンタが
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