暁 〜小説投稿サイト〜
ハルケギニアの電気工事
第26話:課題消化!(その1:コックさんゲットだぜ!!)
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て面倒くさくなったので、サボりました。

 朝食後のティータイムに母上と話して、午後から秘薬の改良などをやる事になりました。母上も久しぶりなので、嬉しそうです。
 それから、午前中はメアリーと遊んであげました。『ヴァルファーレ』を呼んで、1時間ほど遊覧飛行をしてから、訓練場の隅でオママゴトの相手や本を読んであげたりしましたよ。『ヴァルファーレ』も横でのんびりうたた寝をしたり、メアリーの相手をしたりしていました。

 お昼も済んで一休みしてから、僕の部屋に母上が来ました。色々相談して、どの秘薬をどれくらい改良するか決めて、二人で練金と調合を繰り返します。
 大抵の病気なら簡単に直してしまう秘薬や、怪我を治すための秘薬などは、あれ以上効果を高める事が出来るとは思えません。代わりに個別の症状に特化した秘薬を作って見ました。例を挙げると便秘薬や下痢止め、ものもらいなどの眼病用とか、水虫の薬などです。
 母上が特に興味を示したのはお化粧を落とすクレンジング液や美容液、お腹に塗ると余分な脂肪を除去する塗り薬や、やはり塗るだけで胸を大きくできる豊胸薬(ルイズが欲しがりそうですが。)などです。クレンジング液と美容液は、生前の日本でよく見かけた物を見本にしました。数限りなく有りましたからね。脂肪除去の塗り薬は塗ると皮膚から成分が浸透して、体内の余分な脂肪を溶かして尿として排出します。また、豊胸薬は腹部や大腿部などの気になる所に塗ると成分が浸透し、余分な脂肪を胸に集めて胸を大きくします。共に塗った後、じっくりと揉むことで、より効果を発揮するようにしました。それにしても母上が塗り薬に異常な程熱を入れていました。僕の見た限り、そんな物は必要ないと思うのですが、見えない所に不安があるのでしょうか?何て事を考えていたら、母上に笑いながら殴られました。何で考えていたことが解ったのでしょうか?
 こうして作られた秘薬類は、我が領の特製として他の貴族達に非常に人気があります。結構な値段で売っているので、かなりの収入源になり父上も喜んでいますが、母上の熱心さから想像すると夫婦仲にも貢献しているのかもしれません。その内、もう一人位弟か妹が出来るかもしれませんね。少し効果を落とした物を安価で領民に分けていますが、手荒れ用のクリームなどは特に人気があります。
 そんな事をして休日を過ごしました。

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 そして、また、新しい一週間が始まります。
 お触れは休み中に出してしまいましたから、僕は自分の仕事に集中したいと思います。
 朝、『改革推進部』の各局に顔を出して、ミーティングに参加してから仕事場に行きます。
 今日は、早速炉を作ります。途中で拾い集めた石を使って、練金で1メール四方の石の箱を作ります。側面の一ヶ所に30サン
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