第26話:課題消化!(その1:コックさんゲットだぜ!!)
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いる最中です。………
やっぱり来るそうです。来週マンの曜日に皇城を出発し、街道を馬車で移動して、ダエグの曜日に此方に着くと言うことです。妹姫達も連れてくると書いてありますから、予定通りですね。それにしても、何でこんなに早く返事が来たのでしょう?待っていましたという感じなのですが、気のせいでしょうか。
「ん?父上。この手紙によるとダエグの曜日に此方に着いて、マンの曜日までゆっくりしていくと書いてありますが、そうすると皇帝閣下が皇城に戻られるのは再来週のダエグの曜日になります。2週間近く皇帝閣下が皇城を空けることになりますが、政務はどうなるのでしょうか?」
「アルバート。おまえが言いたいことは良く解るつもりだが、皇帝閣下が動き出したら、もう誰にも止められないのだよ。恐らく今頃は仕事を丸投げにされる大臣達が大騒ぎをしていることだろう。」
皇帝が2週間も不在で、仕事は大臣に丸投げ?しかも不在の理由が臣下の家で湯治?大丈夫か?ゲルマニア。
多分騒ぎになるだろうとは思っていましたが、ここまで来ると、開いた口がふさがらないといった感じです。途中の宿泊は街道沿いの貴族達の屋敷になると思いますから、彼らの所でも皇帝を迎える準備で大変な騒ぎになっていることでしょう。その上、警護の騎士達が大勢着いてきて、どこかの大名行列ですね。やはりお忍びは無理でしたか。やれやれ………。
「それでは、来週のダエグの曜日に皇帝閣下が行幸されると言うことで、お迎えの準備をしなければなりませんね。領民にも知らせないと行けませんから、各村や町に伝令を出します。」
「うむ。屋敷の方の準備などは私とソフィアでやるから、村や町に知らせるのはおまえに任せる。後は自分の仕事に専念しなさい。」
「解りました。来週いっぱい、何事も起こらなければ良いのですが。」
「そうだな。余り期待できないが、そうなることを祈ろう。」
その後、父上と一緒に食堂に行き、みんなで夕食を頂きました。
夕食の後はメアリーと遊んであげて、遊び疲れたメアリーを部屋に運んで寝かしつけて自分の部屋に戻ります。
明日はお休みなので特に仕事はありませんが、皇帝の行幸を村や町に知らせるお触れを書いて、伝令に持たせなければなりません。それが終わったら久しぶりに秘薬作りでもしましょうか。最近秘薬の改良もやっていませんから、母上と話しをしてみましょう。
ベッドに入って、適当な本を読んでいる内に眠くなりましたから、そのまま明かりを消して寝ました。
*****************
翌朝。
今日は皇城に行く用事もないので、起床後、村や町に皇帝行幸の知らせを伝えるお触れを書いて、執事にすぐに送るようにお願いしました。本当は朝の訓練もしようと思ったのですが、何枚もお触れを書い
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