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転生とらぶる
機動戦士ガンダム
2081話
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 そう言い、セイラは立ち上がろうとし……再び足をよろけさせ、俺の方に倒れ込んでくる。

「っと」

 そんなセイラを支え、取りあえずこれ以上はここにいない方がいいだろうと判断し、俺はセイラと共にその場を去るのだった。





「思っていたよりも、公園にいる奴の数は多くないな」

 公園に到着し、そこに数人程度しかいないことに気が付き、呟く。
 勿論公園とはいっても、自然公園とかのような広大な公園を想像していた訳ではない。
 それこそ子供が遊ぶような公園で、子供を連れた母親と思しき者達が数人いる。
 だが、逆に言えばそれだけしかいないのだ。
 冬ならともかく、俺がイメージする公園であれば、それこそ会社の営業のサボりで休んでいたりするような人がいてもおかしくはないというのに。
 そのおかげでこうして俺とセイラが座るベンチを確保出来たのだから、それは決して悪い事ではないのだろうが。
 ともあれ、まだ頭痛が止まらないのか、眉を顰めているセイラをベンチに座らせ、身体を俺に傾けてその肩を抱く。
 取りあえずこうしておけば、俺とセイラの様子を傍から見ても恋人同士がイチャついているだけであり、何か訳ありなのだという風には思われないだろう。
 実際、子供を連れている何人かの母親は俺とセイラの様子に気が付き、微笑ましそうだったり羨ましそうだったりといった視線を向けはするが、俺とセイラの様子を怪しんでいる様子はない。

「セイラ、おい。大丈夫か? 医者……に連れていくのは無理だけど」

 そもそも、セイラは医療ボランティアとしてサイド7に来ていたのだから、ある程度医療の知識はある。
 そして何より、あの空間に俺と一緒に入った事が、明らかに今回の頭痛の原因である以上、それを医療的な意味で解決する手段があるとは思えなかった。
 ……となると、俺に出来るのは取りあえずこうしてセイラの様子を見ているだけだ。
 もっと明確な怪我なら、イクシールを使うという方法もあったんだが……この様子を見る限りでは、イクシールを使っても意味はなさそうなんだよな。
 取りあえず何か飲み物でも……と思ったが、そもそも俺はこの世界の金を持っていない。
 空間倉庫の中から何かを取り出すにしても、向こうで母親がこちらに意識を集中しているのが分かる以上、迂闊な真似は出来ない。
 なので、結局俺が出来るのは……こうして恋人同士の振りをし、セイラの頭痛が治まるのを待つだけだ。
 そのまま20分程が経ち……ようやく母親達の視線も俺から自分の子供達に向けられた頃、セイラは顔を上げる。

「……離して下さる?」

 それが何を言ってるのか分からず、一瞬首を傾げる。
 だが、次の瞬間セイラが自分の肩を抱いていた俺の掌に視線を向ければ、さすがにどういう
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