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空に星が輝く様に
174部分:第十三話 家へその八
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第十三話 家へその八

「何があってもね」
「大事にしてくれますか?」
「絶対に」
 しっかりとした顔で頷きもする。
「大事にするよ」
「有り難うございます」
「うん、それでだけれどさ」
「はい、何ですか?」
「西堀って結構本読むじゃない」
 今度は本の話であった。
「それで本ってやっぱりあれ?書斎とかがあって」
「はい、そうなんです」
 にこりとした笑顔で答えてであった。
「そこに全部置いてます」
「そうなんだ、やっぱり」
「私の勉強部屋に全部置いてまして」
「勉強部屋に?」
「はい、そこにあります」
 その言葉を聞いてだ。陽太郎は違和感を感じずにはいられなかった。それでそのうえでまた月美に対して問うのだった。それは何かというとだ。
「あのさ、勉強部屋って」
「何か?」
「西堀の部屋じゃなくて?」
「寝室と勉強部屋があります」
 こう話すのだった。
「二つありますけれど」
「部屋が二つもあるんだ」
 それを聞いてであった。陽太郎はまた怪訝な顔になった。そのうえでの言葉だった。
「何か凄いね、それって」
「凄いですか?」
「凄いよ。俺もまあ部屋は持ってるけれど」
 ここではだ。陽太郎は常識から話した。
「それでもさ。二つなんてとても」
「そうなんですか」
「部屋がないよ」
 だからだというのである。
「俺の家マンションだからさ。そんなにさ」
「ありませんか」
「そうだよ。妹なんかお袋達と一緒の部屋で」
「お部屋ないんですか」
「まだ小さいしね。部屋は一個あるけれど」
 それはあるというのだ。しかしであった。
「あんまり小さい子に部屋持たせるのは早いからさ」
「あっ、そうなんですか!?」
「そうなんですかって。西堀の家じゃ違うんだ」
「うちの家の教育方針で」
 月美がここで出してきたのはそれだった。
「それで私も小学校に入ったら」
「自分の部屋を持ってたんだ」
「寝るのはその時から一人でした」
 このことも話す。
「自立心をつける為にってお母さんが言って」
「さっきの奇麗な人がなんだ」
「奇麗ですか?」
 月美は陽太郎の今の言葉にも反応を見せた。
「お母さんが」
「うん、奇麗な人だよね」
 陽太郎は気付かなかった。そのままで頷いたのだった。
「とても」
「実は私達そっくりって言われてるんですけれど」
「あっ、確かに」
 言われてみればその通りだった。確かに二人はそっくりだった。母娘だからそれは当然とはいえ確しかに似ているのであった。
「そういえばそうだよね」
「昔から言われていました」
 月美の顔がにこりとしたものになる。
「妹も」
「心美ちゃんもなんだ」
「そうです、それでなんです」
 そしてであった。
「心美もお部
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