暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ペルソナ3
2080話
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いようなら、どうする?」
「……それでも、俺なら何とかしてみせると。そう言っても信じて貰えないのか?」
「アクセルがどれだけ強いのかは、それこそシャドウミラーに所属している者なら誰でも知ってるだろう。だが……だからといって、アクセルだけで全てを出来る訳でもないのは間違いない。違うか?」

 そう言われれば、俺も素直にその言葉を否定は出来ない。
 実際、俺は他の者達よりも色々な面で手札が多いのは間違いない。
 だが同時に、俺だけで全てを解決出来るかと言われれば、それは明らかに否なのだ。
 しかし……それが分かっていても、今の俺は止まる訳にはいかない。
 俺の中にある念動力がそう言ってるし、何より……

「可能性。これはあくまでも可能性だが、念動力が俺にそうした方がいいと示してきたという事は、今度ゲートで転移すれば……俺が到着するのは、理由は不明だが行き来が出来なくなっていた、OGs世界の可能性がある」

 OGs世界? まだシャドウミラーに入ったばかりの美鶴や、それ以外の者も何人かが首を傾げているが、事情を知っている者は真剣な表情を浮かべていた。
 特にそれが大きいのは、ツグミという恋人をOGs世界に残してきているフィリオだろう。
 普段は表情に出すような事もなく――というか、技術班の集まりで完全に忘れているが――恐らくOGs世界出身者の中で、一番向こうの世界に戻りたい。戻れなくてもせめて連絡を取りたいと思っているのは、間違いなくフィリオなのだから。
 勢い込んで何かを言おうとしたフィリオだったが、それを制するように俺は口を開く。

「言っておくが、本当にOGs世界に行ける……いや、戻れるのかは分からない。これはあくまでもそうではないかという予想にすぎないからな。くれぐれも、そう確信して暴走するような真似はするなよ」

 一応、そう言っておく。
 もっとも、その言葉がどこまで効果があるのかは正直分からないが。

「とにかくだ。今まで連絡が途絶していたOGs世界に戻れる可能性があるとなれば、これを放っておく手はない。そう思わないか?」
「ねぇ、アクセル君。アクセル君の気持ちは分かるけど……なら、せめて今すぐじゃなくて、ニーズヘッグの調整が終わってから転移するという選択肢はないの?」

 そう呼び掛けたのは美砂。
 ……昨日のパーティの時は、俺を君付けで呼ぶ従者組の面々に驚いていた美鶴、そしてここにはいないゆかりだったが、俺がネギま世界に転移した時は10歳の姿だったという話をすると納得して、それ以上は突っ込まなくなった。

「いや、念動力から感じたものによると、恐らくそんな余裕はない。それこそ、今日これから急いで転移するつもりだ」

 それは、提案という訳ではなく純粋に決定を伝えるという行為。
 実際の
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