暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ペルソナ3
2080話
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「私は反対よ」

 そうレモンが告げると、他の面々もそれに従うように反対の意思を示す。
 俺が念動力によって、他の世界に行くべきという風に判断した日の翌日……の夕方。
 現在ホワイトスターの幹部陣が集まり、今後の行く末についての相談が行われていた。
 ……普通なら、それこそ念動力でそれを知った時に全員を集めた方がいいのではないかと思わないでもないが、昨夜……いや、もう朝方に近い頃合いには昨夜の行為が激しすぎて全員が体力を消耗して眠っていたし、朝に起きる時間であってもまだ眠っている者が多かった。昼間は昼間で色々と仕事があるのでどうする訳にもいかず……結果として、仕事の終わった夕方にシャドウミラーの幹部陣を集めて、こうして相談する事になった訳だ。
 ゆかりがここにいないのに、大学の入学式が終わったばかりの美鶴がいるのは……美鶴だし問題はないのだろう。
 誰かが反対するのは予想していたが、まさかレモンが反対するとは思わなかった。
 何故レモンがそんな事を言ったのかは、それこそ次の台詞で判明したが。

「ニーズヘッグの改修作業もまだ終わってないのよ? なのに、全く未知の世界に行くのは危険すぎるわ」
「そうね。ニーズヘッグがあれば、アクセルならそれこそ何があろうとどうとでもなりそうだけど……そのニーズヘッグがない状況で、というのは厳しいと思うわ」

 同じ技術班のマリューも、レモンの言葉に同意する。

「ニーズヘッグがないのは痛いが、一応機体としてはミロンガ改はもう完了してるだろ? それこそ、今のミロンガ改なら殆どの敵はどうとでもなると思うんだがな」
「あのね。それで殆どの敵以上の強さの敵が出てくるのが、アクセルでしょ」

 即座にレモンに言い返され、反論が出来なくなる。
 いや、実際には俺が敵を引き寄せている訳ではなく、単純にそういう原作の世界に転移しているだけなんだけどな。
 で、結果としてその世界の敵……主にラスボスと思しき相手と、戦う事になってしまう。
 もっとも、その辺を説明しても説得力がないのは間違いない。
 ……それどころか、だからこそニーズヘッグを持っていく必要があると言われるだけだろう。

「それに、アクセル。ニーズヘッグなしでいくという事は、いざという時にアギュイエウスでホワイトスターに戻ってくる事が出来なくなるが……それはどうするのだ?」

 そう言って俺に視線を向けてきたのは、スレイ。

「ゲートを幾つか持っていくし、いざという時にこっちの居場所を見つけられるようにマーカーも持っていく。それなら取りあえず何かあっても戻って来る事は出来るだろうし、戻ってこられなくてもホワイトスターでマーカーを追う事は出来ると思うが?」
「ペルソナ世界の時のように、何らかの理由でホワイトスターと行き来出来な
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