第62話 やぶ蛇
[5/5]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
選択だな」
「そうだな、しかし、我々としては、政治パフォーマンスに軍を利用する連中に政権を渡してはならないと言う訳だな」
「そうなります」
「判った、レベロに説得させよう。説得可能な資料を頼む」
「「「はっ」」」
資料を作りつつ、ヤンは、余りにドライじゃないかとリーファのことを考え。ワイドボーンはリーファの知謀に改めて感心し。シトレは、ヤンの他人事のような考えに是正が必要かと考えていた。
宇宙暦794年7月30日午前9時〜午後11時
■自由惑星同盟 首都星ハイネセン
シトレがレベロを訪ね、リーファ達の作った資料を渡し説明した結果、そのまま最高評議会議長と国防委員長とも話す事になり。裏の事情を暈かしながらも含めて、10数時間の説得の末、最終的に反対する事に成った。
「つまり何かね。あの議案は、我々の頸を取る為のモノだと言う訳か」
「議長、そうなりますぞ」
「此処に居る4人だけでも残らねば成りません」
宇宙暦794年7月31日午前9時
■自由惑星同盟 首都星ハイネセン 最高評議会
この日の会議で、第六次イゼルローン攻略の可否を問う議決が取られた。
当初はアンダーソン最高評議会議長が無謀な作戦で有るとぶちまけたが、サンフォード側に付いた委員長達にこの議題を投票にかける事を多数決で決められたため、最高評議会議長とは言え拒否でき無かったのである。
皆が皆、更なる勝利と支持率の上昇、有権者からの突き上げで賛成に回る中、アンダーソン最高評議会議長、カスター国防委員長、レベロ財務委員長、ホアン人的資源委員長は反対票を投じたが、賛成6、反対4、棄権1で第六次イゼルローン攻略作戦は可決された。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ