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ロボスの娘で行ってみよう!
第62話 やぶ蛇
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%』と言ったぞ。私が今イゼルローンを攻める必要が有るのかと聞いたが『評議会で議決すればやらざるを得ない』と言っていたぞ。お前どうするんだ?」

「そうだな、まず作戦書のコピーを送って貰えるか?」
「ああ、良いぞお前が指示したんじゃないのか?」
「する訳がないだろう。今攻めるのは、ハッキリ言って不味い」

その言葉にレベロが怪訝な顔をする。
「今帝国が混乱しているのに、チャンスで無いのか?」
「逆だよ。かえって悪い」

「ではどうすれば良い?このままだと反対するのは私とホアンぐらいだぞ」
「評議会は何時だ?」
「7月31日の午前9時からだ」

その言葉にシトレはリーファ達の緊急招集を決定した。
「判った、此方も対策を立てるから、30日に連絡する」
「判った、待ってるぞ」

TV電話が切れて、シトレは早速テルヌーゼンの軍大学へ連絡をするのである。
「ああ、そうだ、ワイドボーン准将、ヤン准将、アッテンボロー准将を明日29日までに統合作戦本部に出頭させよ、ああそうだ」

宇宙暦794年7月29日

■自由惑星同盟 首都星ハイネセン 統合作戦本部 

緊急に統合作戦本部へ招集されたリーファ達は押っ取り刀で到着した。
「ワイドボーン准将以下2名到着しました」
「入りたまえ」
「はっ」

3人が入室するとシトレ元帥が待ち構えていた。
「緊急の招集ですがいったいどうなさったのでしょうか?」
「うむ。コーネフ大将とホーランド大佐とサンフォード国務委員長が碌でもない作戦案を評議会に提案するそうだ」

そう言うシトレがレベロから手に入れた作戦案を渡す。
それを渡されたワイドボーン、ヤン、リーファは読んだ瞬間眉間に皺を寄せはじめた。

「本部長、宜しいでしょうか?」
リーファが一番に話しかけた。
「構わんよ」

「この、阿呆な作戦案ですが、第五次イゼルローン攻略戦の焼き直しじゃないですか、それに損害受けたままの第8、第9艦隊を使うとは。こんな阿呆な作戦誰が作ったんでしょうか?精神を疑うんですが」
「おいおい。アッテンボロー言い過ぎだ」

リーファの言葉にワイドボーンが慌てるが、シトレは苦笑しながら答えてくれた。
「その阿呆な作戦案はホーランド大佐ご謹製だ」
「ああ、突撃大好きな芸術的艦隊運動家ですね」

「なんだいそれは?」
「士官学校のシミュレーションで敵に突撃してアメーバーの様に動き回って居たそうですよ」
「それで、突撃大好きな芸術的艦隊運動家か」

「そう言う事です」
「雑談はその位にして、どうしたら良いと思うかね?」
「本部長権限で没にすればよいのでは?」

「それが、最高評議会で議決されるらしいのだ」
「なるほど、我々を呼んだのは、少しでも犠牲を出さないためで
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