ペルソナ3
2079話
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こうしていると、今更ながらホワイトスターに戻ってきたんだなという思いがしみじみとする。
取りあえずニーズヘッグの改修が終わるまでは他の世界に行くような事もないし、暫くの間は骨休めも兼ねてゆっくりとした日々をすごすのもいいだろう。
特にペルソナ世界で桐条グループが運営し、美鶴が実質的な指揮官として動くシャドウワーカーにはちょっと注目している。
荒垣と順平、チドリの3人は、シャドウミラーへの……正確には俺への大きな借りとして、シャドウミラーにてペルソナの研究をするのと同時に、シャドウワーカーで働くという事になっていた。
まぁ、借り云々を抜きにしても、本人達はシャドウワーカーに協力する気満々だったのを考えると、こっちはおまけ的な意味合いの方が強いんだろうが。
もっとも、おまけではあっても正式にシャドウワーカーに所属する事になったのだから、順平とチドリは卒業後の進路が決まってしまった事になるし、荒垣は即座に社員雇用扱いとなる。
……美鶴の性格を考えれば、もし順平達が本当に何かやりたい事がある場合、そっちを優先させると思うが。
そんな風に考えていると……
ドクンッと。
瞬間的に何かを感じた。
いや、これは何かといったものではない。俺にとっては、既に馴染み深い感覚。
そう、間違いなく念動力による感覚。
しかし今までと違うのは、念動力が危険を教えた訳ではないという事だ。
現に周囲を探っても危険の類は一切ない。
そして何より、念動力が何を知らせようとしているのか、俺自身が知っていた。
今までこういう事がなかったので、少し戸惑ったが……恐らく念動力が、俺が本能的に察した行為をする事が最終的には俺にとって大きな利益になると、そう示しているのだろう。
つまり、ゲートを使って未知の世界に向かえという事を。
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