第46話
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”でもね。」
「………!!」
「ガレリア要塞に配備されていたものに匹敵する”大量破壊兵器”ですか……」
「実物を見た事はありませんが、数十万一規模の大都市を2時間で壊滅させることが可能とか。」
「……っ……!?」
「ど、どうしてそんなものがクロスベルに……!?」
「それにイリーナさんはどうしてそんなただ人を殺戮する為だけの兵器が自分の会社によって世に出る事を許しているの……?」
イリーナ会長とアルティナの説明を聞いたティータとユウナが驚いている中ゲルドは悲しそうな表情でイリーナ会長を見つめた。
「”理由”は私の知るところではないわ。あくまでクロスベル、エレボニア両帝国政府と正規軍の発注に応える最適なものを造った―――それだけのこと。そして私達RFは”死の商人”という忌名を背負う覚悟を持って、RFの持ち味である”兵器”の新開発・量産を向上させ続けているだけの事。ちなみに設計には貴方たちの分校顧問、シュミット博士も協力してくれているわ。」
「そ、そんな…………」
「それとこれは余談だけど、クロスベル帝国政府はRFに新型の”ドラグノフ級列車砲”をエレボニア帝国政府、正規軍に対して定価の20倍である200億ミラで販売させているわ。―――ま、値段が値段だからクロスベル帝国政府が6機購入した事に対して、さすがのエレボニア帝国政府も1機しか買えなかったようだけどねぇ?」
イリーナ会長の話を聞いたティータが信じられない表情をしている中レンは意味ありげな笑みを浮かべて答え
「あの列車砲が6機もクロスベルの領土のどこかに配備されるのですか……」
「……………」
「というかレン教官……イリーナ会長達の前でそんなRFの関係者でも非常に限られた人達しか知らないはずの情報まで口にするのはさすがにどうかと思うのですが……」
レンの話を聞いたクルトは真剣な表情をし、ユウナは複雑そうな表情で黙り込み、セレーネは疲れた表情でレンに指摘した。
「VIPの件で気になっていた事があるのですが………レーグニッツ閣下はユーディット皇妃陛下達――――カイエン公爵令嬢姉妹とは今後のエレボニアとクロスベルについて話し合うこと等はないのでしょうか?」
その時暗くなりかけた空気を変える為にエリゼがレーグニッツ知事にある質問をし
「勿論お二人と話す時間も取るつもりさ。革新派と争っていた貴族派のトップであるカイエン公爵のご息女でありながら、あのカイエン公爵の血を引いているとは思えない聡明な考えを持つ令嬢姉妹……彼女達―――特にユーディット皇妃陛下が当時のカイエン公爵で”七日戦役”で戦死したルーファス卿が当時のアルバレア公爵だったら、内戦は起きず、互いに手を取り合ってエレボニア帝国
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