第46話
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国に対して兵器を売る時”暴利”のような値段にしたって、レンちゃん、それってどういう事なの?」
「ま、簡単に説明するとメンフィルやリベール、それにレミフェリアと違って”過去の経緯”からエレボニアと仲良くする事は時間がかかると判断したヴァイスお兄さん達は未だに兵器の量産をRFに頼っているエレボニア帝国の”力”をつけさせにくいように、RFがエレボニア帝国に”兵器”を売る時の値段を通常の値段よりも遥かに値上げした状態で売らせているのよ。」
「あ…………」
「それは……………」
「その……ちなみにですがRFはどのくらいの値上げをした状態で、エレボニア帝国に対して兵器を販売しているのでしょうか?」
ティータの疑問に答えたレンの説明を聞いたセレーネは呆けた後気まずそうな表情をし、クルト同様複雑そうな表情をしたアルフィンはレンに訊ねた。
「そうねぇ………確か”機甲兵”が登場するまでエレボニア帝国正規軍ご自慢の最新戦車の”アハツェン”は定価の2倍で機甲兵は種類にもよるけど、一番安い”ドラッケン”で1,5倍、一番高い”ゴライアス”は10倍近く値上げした状態でエレボニア帝国に販売させているはずよ。」
「じゅ、10倍〜〜〜!?幾ら何でも、ボッタクリすぎでしょ!」
「ちなみにその10倍近く値上げしている”ゴライアス”?という機甲兵の値段はいくらなのかしら?」
レンの答えを聞いたリィン達が驚いている中ユウナは信じられない表情で声を上げた後ジト目になり、ゲルドはレンに質問をした。
「エレボニア帝国に販売している”ゴライアス”の値段は1機10億ミラだったはずよ。―――そうよね、イリーナ会長?」
「………ええ。レン皇女殿下が公表もしていない現在の我が社の兵器の値段をご存知である事は………この場では聞かない方がいいでしょうね。」
「ふふっ、今の話を聞いて我が社の導力ネットワークのセキュリティーや情報の管理を見直す必要が出てきましたわね。」
レンの問いかけに答えたイリーナ会長とシャロンの話を聞いてレンがハッキングでRFの情報を盗んだ事を察したリィン達は冷や汗をかいて表情を引き攣らせた。
「1機10億ミラ………だから、第四機甲師団が集結している”リグバルド要塞”でも”ゴライアス”は1機しか見かけなかったのですわね。」
「まあ、”ゴライアス”は他の”機甲兵”と違って”乗り手”が限られている事も関係していると思うが………」
「………少なくても第U分校に配備される事はないでしょうね。というかよくRFの兵器部門である”第二製作所”はクロスベル帝国政府の意向に従って、エレボニア帝国に対して兵器の販売の値上げをしていますね。貴族連合軍に所属していた時、確か”第二製作所”の取締役を含めた上層部は”革新派”だ
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