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サトシ「25歳」〜理想と現実の先にあるもの〜
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サトシ:「俺やヒロシ達の絵だ、、」
(ヒカリってこんなに絵が上手かったんだ)


ヒカリ:「あと、
その日にあった出来事とかも描くよ」


サトシ:「ふぅん、、」
(ん?その日にあった出来事?)


ヒカリの言葉に少し疑問を抱きながら、
サトシはページをめくった。


すると、、、


サトシ:「これは、、タケシ?」


そのページに描かれていたのは、洗濯機の前に
立っている後ろ姿のタケシだった。
洗濯籠を右手に持ちながら
上から洗濯機の中を見下ろすように覗いている
タケシにサトシは違和感を覚え、
ヒカリに問いかけた。


サトシ:「これ、タケシは何してるんだ?
洗濯物を持ってきたって感じだけど」



ヒカリ:「洗濯物を入れようとしたら、
洗濯機の中が気になったみたい」


サトシ:「、、、なんで?」



ヒカリ:「分かんない、、。でも、
あとで確認したらマリナさんの下着が入ってた」


サトシ:「タケシ、、」



ヒカリ:「他にもあるよ」


サトシが恐る恐る次のページを
めくると、またもやタケシだった。


サトシ:「またタケシ、、。って言うか、
ヒカリの絵、上手いな。テレビの番組まで
描いてるじゃないか」


次に描かれていたのはリビングでの
とある日常。この絵はマリナも描かれており、
パソコン作業に没頭しているマリナの
後ろで絵を描くタケシを
更にその後ろでヒカリが描いたものだった。
よく見ると、端っこにはカツラも居て
その光景を傍観していた。


ヒカリ:「タケシ、好きなんだと思う」



サトシ:「お前ら、俺とヒロシが外に
出てる時いつも何してんだ?」



ヒカリ:「今日の出来事は何を描こうかな」





サトシ:「とりあえず、タケシの絵を描くのは
もうやめた方いいぜ?」





そうこうしている内に、
2人はオーキド研究所の庭へやってきた。


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