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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica16-A犯罪者狩り〜Thunder vs Freeze〜
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の槍を尖塔に撃ち込む。着弾時の炸裂で尖塔を穿つけど、新しい尖塔によって砕かれた箇所が飲まれるから焼け石に水状態。
「くっ・・・!」
尖塔に挟み込まれるより早く飛行魔法を発動して空高く上がる。本体である仮面持ちは、ウニのようになっている氷の中。あれを砕くにはハーケンフォームじゃ足りない。
「バルディッシュ、フルドライブ!」
≪Limit Break form. Riot Zamber Calamity≫
“バルディッシュ”を大剣形態へと変形させる。3rdフォームのザンバーや4thフォームのライオットブレイドより遥かに高威力を叩き出せる限界突破の“カラミティ”なら、一撃で仮面持ちを墜とせるはずだ。迫り来る尖塔を避けては着地して駆け抜けるを繰り返し、仮面持ちの居る地上へと向かいながら“カラミティ”を上段に構える。氷の中に居る仮面持ちの顔が私の方に向いた直後、真正面から尖塔が飛び出してきた。
「カラミティ・・・ザンバァァァーーーーッ!」
それに構わず全力で“カラミティ”を振り下ろした。目の前にまで来ていた尖塔を真っ向から縦にかち割って粉砕。さらに仮面持ちが閉じ篭ってるウニのような氷も真っ二つに寸断した。
「〜〜〜〜〜っ!? これが、チーム海鳴の魔導師の力・・・!」
足元の魔法陣を破壊したおかげか周囲に伸びていた氷の尖塔群が次々と崩落を始める中、仮面持ちが砕けた氷塊の上に立った。
「最後の大隊の構成員であるあなたを逮捕します。罪状は言わなくても判っていますね?」
「容疑は殺人か? 馬鹿馬鹿しい、我々は害獣を駆除しているに過ぎん。知っているか? 我々がこのマーケットに赴いた際、商品として売られていたのは管理外世界の幼い子供たちだ」
「・・・っ!」
「管理外世界に位置づけられている世界の中には、魔力資質に優れた者、何かしらの特殊な技能を持つ者など、希少な人材が多く眠っている。それを拉致してきては、あのようなマーケットで実験素材、愛玩物、臓器摘出などなど、下種な事をさせられる売り物として扱われる」
プライソンやプロフェッサー・ヘンリーなどの犯罪者が脳裏に過ぎる。人を人とは思っていない外道。次元世界じゃ未だにそういった特別な人が犠牲になってる、なり続けてる。それは食い止めたい事だけど、だからって「殺害するなんて・・・」って握り拳をつくる。
「ならば管理局は逮捕すれば良かったのだ。我々がこのような手段を採る前に。逮捕して、裁判を行い、刑を確定させ、牢に入れる。毎日毎日食事を与えながら生かす。犠牲になった者たちが生きられなかった時間を、連中に与えている」
「それは、罪を償うために・・・」
「償うため? 刑期を終えて出てきた者がまた、罪を犯す事が多々あるのは判っているか? 犯罪組織
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