暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica16-A犯罪者狩り〜Thunder vs Freeze〜
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ールドを張った状態で煙の中から出てきた。見たところダメージは入ってない。

(このまま屋内で戦闘を行うと、遺体の損傷や証拠品などがめちゃくちゃにされちゃう・・・)

だったら、やる事は決まっている。砲撃魔法をスタンバイしてから高速移動魔法のソニックムーブを発動。仮面持ちが体勢を立て直すより早く彼女の側面へと移動。

「このまま外に押し出す!」

――プラズマスマッシャー――

前面に展開した魔法陣から砲撃を発射。回避も防御もさせない速さで仮面持ちに直撃させ、壁を突き破って屋外まで吹っ飛ばした。私はアリシアに『先に外に行ってるね!』と念話で伝えて、足元にフローターフィールドを展開して、いったん着地する。死体や血や臓物が撒き散らされている床に降り立つ勇気が私には無い。

「おおおおおおッ!」

――ハーケンセイバー――

足場を蹴って仮面持ちが開けた穴から飛び出し、魔力刃による直接斬撃を繰り出す。仮面持ちは徒手空拳の格闘スタイルだからか、私の斬撃を見切って回避してからの打撃によるカウンターを打ってくる。それを柄で受け、弾いてはもう一度“バルディッシュ”を振るうけど、彼女も裏拳で魔力刃の腹を殴って弾いてきた。強い。確かに強いけど、チーム海鳴内で行う模擬戦で培った、格闘戦の経験からすれば「ぬるい!」よ。

「っ・・・!?」

繰り出された右拳をパシン!と右手の平で受け止めて、体の一部に電撃を纏わせて触れたものに強力な電撃を流す、攻防一体の「サンダーアーム!」を発動する。

「ぐぅぅーーーーーっ!?」

アインスすらも感電させて数秒間の隙を作らせた、私の対近接タイプへのカウンターだ。仮面持ちも例に漏れず感電して、激しく痙攣した。そこに「フェイト!」ってアリシアも合流してくれた。

「ごめん! こっちは私ひとりで大丈夫みたい! 屋内の手伝いをしてあげて!」

せっかく出て来てもらったけど、この仮面持ちならたぶんだけど私だけで倒せる。格闘術で言えばアインスより圧倒的に格下。あとは魔法に気を付ければきっと・・・。

「・・・判った! でもくれぐれも無茶しないように!」

――ラピッドジャンプ――

アリシアが地面から2階までジャンプして屋内に入っていったのを横目で確認しつつ、感電しながらも足元に魔法陣を展開した仮面持ちを背負い投げする。仮面持ちは隣のビルの外壁に背中から叩き付けられた。地面へと落下するけどギリギリで体勢を立て直して着地。そしてすぐ、直径5mほどの魔法陣を展開。

「ユーバーファル・アイスベルク・・・!」

大小様々な氷で出来た尖塔が何十本と魔法陣から突き出してきた。しかも尖塔は何かに当たると、そこを凍結させてから方向転換してくる。後方に下がりつつ「プラズマランサー、ファイア!」と電撃
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